上級編のクリスマスケーキです。組み立て式のアントルメスタイルで仕上げました。
フランスでは、クリスマスケーキには、もちろん、ブッシュ・ド・ノエル。ロールケーキのように作るのは古典的、そして、とよ型で作るのは、現代的なものが多いです。そして、次に多いのが、こんなふうにアントルメ式です。
今回は、かわいらしいものを作ってみました。パーツが多いので、出来るところは割愛してあります。たとえば、ケーキの底に敷くチョコレートの生地は、ダコワーズですが、こちらはお好みのレシピでお願いします。他にもシュクセなどのチョコレート味でもいいですね。もちろん、普通のアーモンドのダコワーズでも。
まずは、中に入るレモンムースから。
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レモンジュースと水を耐熱容器に入れて、砂糖を加え混ぜる。電子レンジで加熱沸騰させて、砂糖を完全に混ぜ溶かす。サワークリームを入れて混ぜ溶かす。
これが80℃ぐらいになったら、準備しておいたゼラチンを入れて、溶かす。冷蔵庫でとろみが少しつくまで冷やす。
この間に生クリームにキルシュを入れて、緩く泡立てて上記に混ぜ入れる。直径10cm程度の丸型などのセルクルにこのムース生地を流して、冷凍室で冷やし固めておく。
次に、アントルメの側面を飾るジョコンドを作ります。これにはパータ・シガレットが要ります。
バターをボウルに入れてよく練ってから、粉糖から薄力粉まで順に入れて混ぜ合わせる。
これを2パーツに分けて、ひとつには赤色素で色を付けておく。
用意するもの
・天板
・シリコンマット
コルネに別々にこの2つのパータ・シガレットを入れて、模様を付ける。
これを冷凍室に入れてよく冷やし固める。冷蔵庫の場合は最低1~2時間、固めておくこと。
この間にジョコンドの生地を作ります。
オーブンは、180℃で予熱を入れておく。
ボウルに卵を割り入れて、泡だて器かハンドミキサーでよく混ぜ合わせる。
白っぽく持ったりとするまで混ぜたら、溶かしバターを少しずつ入れて混ぜる。
これにふるっておいた薄力粉をさっとゴムべらで混ぜ合わせる。
メレンゲを作る。ボウルに、砂糖を3回に分けて、泡立てている卵白に混ぜながら入れる。最後にスピードを弱にして、メレンゲのキメを整える。
2回に分けて、ピスタチオの生地にメレンゲをさっくりとゴムべらで合わせる。
冷やし固めておいたパータ・シガレットの上にこの生地を流して均一にパレットナイフで伸ばす。
温めておいたオーブンで10~15分程度焼く。ケーキクーラーの上に天板ごと乗せて冷ます。
冷めたら、ベーキングペーパーを生地の下に置き、上のシリコンマットをそろりと外す。
15cmのセルクルリングにケーキフィルムを中に巻いておく。
これにピスタチオ・ダコワーズを3cmの幅に切って両端を落として、側面に這わせて入れる。寸法が足りない場合は、適宜、大きさを揃えて継ぎ足すこと。
底には、お好みのダコワーズやシュクセ生地を敷き込む。
ピュレを3種、鍋に入れて火にかけて混ぜ溶かす。グラニュー糖を加え混ぜて、80℃ぐらいまで温めておく。
これをボウルに移し換えて、準備しておいたゼラチンを入れて混ぜ溶かす。冷凍室で、とろみがつくまで冷ます。
この間に生クリームとリキュールを合わせて、とろりと緩く泡立てる。
これを2回に分けて、ムースにさっくりと混ぜ合わせる。
準備しておいた型にムースを半分流し込み、真ん中に冷凍してあったレモンムースを型から外し、乗せる。周りには、冷凍のフランボワーズを散らす。
さらに残りのムースでケーキ内を覆い、最後にパレットナイフで均一に仕上げる。
このまま冷蔵庫か冷凍庫で冷やし固める。
最後に上にナパージュかニュートラルゼリーで覆いセルクルから抜いてデコをする。
デコはお好みで、いちごやフランボワーズ、サンタさんなどいろいろ飾ってくださいね。
中身はこんな感じに仕上がります。
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「いちご&ライチーとレモンムースのクリスマスケーキ」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
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