今回のお菓子はタルト・オ・ココ&バナーヌ、ココナッツとバナナのタルトです。タルト生地にはアーモンドパウダーを入れて香ばしく、そして中のココナッツのアパレイユはとっても簡単に出来て、ココナッツ味がクリーミィーで優しいミルキーな味。これにバナナの輪切りをたくさん入れて、トロピカルなタルトを作りました。
バナナは熟したものがおいしいです。そしてココナッツは細かい粒のココナッツファインを使ってくださいね。
タルト生地のパート・シュクレはいろんな作り方がありますが、ここではバターを柔らかく練って作る方法を紹介しています。これが一番簡単で初心者さんでも間違いなくできる方法だと思います。コツは、粉を混ぜるときに練らないこと。なので、コルヌ(カード)を使って粉類をさっくりと混ぜ合わせます。
このタルトは十分冷やして食べると、ココナッツとバナナの味が口いっぱいに広がって、その風味を思う存分楽しめますよ。
***パートシュクレ生地だけは2台分ちょっとのレシピです。多めに作り、半分をラップでよく包んでから冷凍保存用のバッグに入れて、冷凍室に保存すると1ヶ月は持ちます。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
底の抜けるタルト型 直径18cm 1台分
ボウルにバターを入れて柔らかくしてから練る。これにふるった粉砂糖を入れて、ゴムベラなどでよく混ぜ合わせる。
塩も入れて混ぜる。
卵を割り入れて、混ぜ合わせる。
混ざったら、ふるった粉類を入れて、コルヌ(カード)で切るように混ぜて行く。決して練らないこと。
これをひとまとめにして、半分ずつラップで包み平たく伸ばしておくと、後で伸ばすときに便利です。
生地をこのまま冷蔵庫で3時間ぐらい休ませる。前日に作っておいて、冷蔵庫に入れておいて翌日使うと便利。あるいは冷凍物はそのまま冷蔵庫に入れて、解凍してから使う。
粉をふるった作業台にタルト生地を乗せて上に軽く粉をかけて、5mmぐらいの厚さに均等に伸ばす。直径が24cmぐらいあったら十分です。ローリングピンに生地を巻きつけてタルト型に乗せる。それを型にきちんと沿わせて、指で軽く押しつける。
もし扱いが難しくなったら、すぐに冷蔵庫で20分ぐらい冷やしながら、作業を続ける。手早くするといちいち冷やさなくても大丈夫です。
タルト台をきちんと焼くコツは、型にきちんと生地を密着させることなので、特に側面の部分は指でよく(軽く)押しつけて生地を這わせること。
余分な生地はローリングピンを型に沿わせて転がして、きれいに切り取る。縁の上部の部分をやはりよく指で押して型につけること。
オーブンは180℃で予熱を入れる。その間に型に敷きこんだタルト生地を冷蔵庫で休ませる。オーブンが温まったら、フォークなどで生地にピケ(穴あけ)をしてベーキングペーパーを敷いてパイウェイトを乗せて、13分ぐらい空焼きする。
焼き終わったら、そっとパイウェイトとペーパーをはがしておく。
オーブンは190℃で予熱を入れておく。
卵をボウルに割ほぐして、これに砂糖を混ぜてからバナナ以外の材料を順に混ぜて行く。
バナナは輪切りにしておく。
空焼きしたタルト台にこのココナッツのアパレイユを半分入れる。
その上にバナナの輪切りをすきまなく並べる。
その上に残りのアパレイユを入れて、またバナナを隙間なく乗せる。
甘みをプラスするなら、ここで大さじ 2のきび砂糖をふりかけてね。
温まったオーブンで、35分程度焼く。もし、真ん中がゆるゆるだったら、もう少し長く焼くこと。必要だったらフォイルでこのとき上部を覆って焼くとよい。
焼きあがったら、網にとって冷ます。
仕上げにタルトの縁にココナッツファインをかけて、バナナの部分に水で薄めたナパージュかニュートラルゼリーをハケで塗る。
クラフトボックスにタルトを入れる。台紙はペットゴールドトレーを使用しています。
ふたをして、さざなみ(なすこん色)とカラフルブレイズ(もも色)のリボンを箱の前でセロテープで留める。この上にシールを貼る。
ケナフ綿コード(白色)をループに持って、ハンドルの部分にかける。
そのまま両端のコードをループの中に入れてきつく引いて留める。
蝶結びをする。
このコードの両端は玉結びにしておくと、ほどけません。
蝶結びにしたコードにアクセントとして、ケーキストラップをつけて、出来上がり。
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「タルト・オ・ココ&バナーヌ」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
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