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若山曜子
取材記事③ 私のレシピを、誰かが作って「おいしい」と思う、それは奇跡に近いこと

「チョコレートって、なんとなく"幸せの象徴"みたいな感じがしませんか?
フランスではちょっとした贈り物にショコラが選ばれることが多いんです。日本で連想されやすいのはバレンタインですが、むしろノエル=クリスマスですね。冬、幸せなカップルや家族がいてチョコレートの甘い香りがして、寒い季節ですが暖かな雰囲気。クリスマスプレゼントやイルミネーションの楽しいイメージがパーッとつながってウキウキする。だから私も、チョコレートが好きなのかも。」

もともと、若山さんのお母さんがチョコレート好き。
「子供のおやつというより、母が好んで食べていましたね。私にもよく分けてくれました。『これ、いただいたんだけど、おいしいよ。』って。パッケージも味も強烈に覚えているのは家庭教師のおじさんからもらったチョコレート!中学の頃、苦手な理科を教えに母の友達の大学教授が家へ来てくれるようになったんです。勉強がイヤで集中しなかった私に、ある時チョコレートを持って来てくれて。千鳥格子の真ん中に赤いバラが1本入った包装紙でミルクの味が濃厚。岡山では手に入らない感じの高級な板チョコ。スイスの『スシャール』だったと思います。それを勉強が終わったらくれたんです。それからはずっと『先生のいらっしゃる日はチョコレートが食べられる日』って、楽しみに待っていたのを覚えています。」



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