「前職で上司だった方のご厚意で、ある出版社の雑誌の編集長を紹介してもらいました。その方に私のお菓子の写真を見て頂いたら、とんとん拍子に雑誌のお仕事をするようになりました」
編集部では丁度良いタイミングで相談しながら企画から記事を作り上げていける人を探していた。いわゆるプロではなく、家庭のお菓子作りをいろいろな視点で柔軟に発想する人が欲しかった。「そんな条件にぴったりだった」ようで、記事が出た途端に大きな反響があった。
「毎回いろんなテーマでお菓子作りを提案しました。私は何をやるにも全力投球。時間と手間はかかりましたが、私自身が楽しくてとても勉強になりましたね」
お菓子を作り始めた頃はどうやったら「お菓子屋さんのようなお菓子」ができるかとずっと考えていた。ところがある時、ふと気づいた。