東京ドームシティがむこうに見える通り大沿いに、2015年9月、上霜考二さんがオーナーシェフとなるパティスリー『アヴランシュ・ゲネー』がオープンした。cottaが取材にうかがったのはその直前で8月末の猛暑日。上霜さんはオープンに向けての準備で大忙しだったもかかわらず、快くご協力くださった。
お店の名前は、かつて上霜さんが働いたフランス・ノルマンディの町「アヴランシュ」と、そこでお世話になった『ル・パヴェ・デュ・ロワ』のパトロンシェフ、ジルベール・ゲネーさんに由来する。外観はノルマンディー名産のリンゴを思わせる一面の赤が印象的。ショップカードにも真っ赤なリンゴがあしらってある。
店内奥には、クラシックな内観の空気をやわらげるような愛らしいシャンデリア。そして、古き良き時代の映画のスチールのように、あるいは大切な先祖の写真のようにゲネーさん夫妻の写真が飾られている。