でも21歳だとお料理作りにはあまり興味はない。それならパンかお菓子。
当時はまだパンは買って食べるもの、自分で作るものではありませんでした。お菓子なら当時でもクッキーとか簡単なケーキなどを作る人がいた。だからパンを自分で焼けたら格好いいかもしれない。
うん、これはやってみたい。そんな単純な理由でパン教室に通い始めました(笑)。もともと物作りの素養はあったんでしょうね。
通い始めたら面白くて仕方がない。どんどんのめり込んでいきました。
もちろんその頃は市販のインスタントドライイースト(以下イースト)だけです。自家製酵母なんて言葉も聞かなかったし、結局パン作りを始めたら今度はやめる理由がなくなってしまい、そのまま今でもパン作りに魅了され作り続けています」
現在人気のパン教室を開き、自家製酵母パン教室をはじめた、先駆けでもある高橋雅子さんだが、パン作りのきっかけは意外にも思いつきで気軽にはじめたことだった。その後はパン作りに魅了され3年間教室に通いアシスタントも経験。ここでイーストのパン作りを学ぶことになる。