有名私立進学校に集まっている生え抜きのようなもの。いつでも優秀な一定の結果を出すので、安心して使うことが出来ます。
それに対して自家製酵母はいろんな環境で育った、さまざまな性格や個性を持った子が集まる公立校のようなもの。突出した凄い子はいないですが、ちょっとお利口さんかな、普通かな、お馬鹿さんかなといろんな個性が溢れている。
毎回違う出来になってしまいますが、だからそこが面白いんです。
風味とか食感もイーストとは違うところがある。毎回出来上がりを想像しながら楽しんだり、いつでも気づきと驚きがありワクワクしながら焼いています」
自家製酵母パン種の自分なりの作り方をみつけるまでは、毎回失敗と試行錯誤の連続。とにかく最初はパンを焼きまくり、いつも家には大量のパンの山だったそうだ。