「僕は京都出身で、この地に何のご縁もなかったけれども、自分が好きな空間で表現できるのは関西ではここしかなかったから。
自分がどのキャンバスに描くのか、それは幼少時代からの原体験と自分のオリジナリティが活かせる場所であることが必要でした」
パティスリーに始まり、カフェ、ブーランジュリー、コンフィチュールなど、ひと回りするだけで楽しくなる複合ショップが立ち並ぶ。
「どんどんイメージが広がっていって、いろいろなお菓子の店を作ったという風に思われがちなんですが、それは全然違うんです。
お待たせしない店にするにはどうするか、お客様に対してのマイナスをクリアーするにはどうしたらいいか、具体的に形にしていった結果、この形になっただけなんです」