学校単位で考えると10クラス近くの人々が従事していることになる。
複合空間のどのショップを訪れてもスタッフは明るい笑顔で働いていた。
すれ違うたびに挨拶を交わすことも心地良い。
「僕はこういう風に接客しなさいとは一切、言わないですね。
ただ、相手が喜ぶように自分を表現しなさいとだけ言っています。
まだ人と話すことが恥ずかしい子もいますが、自分を表現することが得意になれば、お菓子を上手く作ることよりも重宝される人になりますから」
まるで親のように、先生のようにスタッフを見守る小山さん。
人をよく見て、よく話し、必要なアドバイスを与えていくことで長所を伸ばしていくのだ。