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Interview vol.2
コンクールで養われた技術、
挑戦し続ける意味

和泉シェフは華々しいコンクール受賞歴の持ち主である。中でも2年に1度、アメリカで開催される製菓の国際コンクールWPTC(ワールドペストリーチャンピオンシップ)には、日本代表選手として、2006年、2008年と2回出場。2006年は日本代表キャプテンを務め、準優勝を手にしている。

WPTCは、お菓子のワールドカップとも言われ、各国三人一組からなるチームで製菓技術を競う製菓の国際コンクール。

アメ細工、チョコレート細工の他、アントルメ、プティガトーなど9種のケーキやチョコレートを2日間13時間の中で制作しなければならない。

WPTCでは味覚の審査が重要とされる。限られた時間、限られた材料、限られた道具。多くの制限がある中でのプレッシャーは計り知れない。技術だけでなく、体力、精神力、そしてチームワークを必要とする競技なのである。

「コンクールのあの緊迫感は、他では絶対に味わえないですよ。」と和泉シェフ。試作を繰り返してもなかなか思い通りにならずに襲いかかる恐怖感、それでも自分と向き合い、とことん追い込む。それを乗り越えるたび、職人としてのレベルは、確実にアップしてきた。プロとしての姿勢を学び、最後まで諦めない探求心、集中力も充分なほど身についたという。

コンクールでの審査員には、選手の作業性も見られている。綺麗な仕事には自信があるという言葉通り、これもコンクールで養われた技術のひとつ。自店の全身丸見えガラス張り厨房に繋がっている。

和泉シェフは華々しいコンクール受賞歴の持ち主である。中でも2年に1度、アメリカで開催される製菓の国際コンクールWPTC(ワールドペストリーチャンピオンシップ)には、日本代表選手として、2006年、2008年と2回出場。2006年は日本代表キャプテンを務め、準優勝を手にしている。

WPTCは、お菓子のワールドカップとも言われ、各国三人一組からなるチームで製菓技術を競う製菓の国際コンクール。

アメ細工、チョコレート細工の他、アントルメ、プティガトーなど9種のケーキやチョコレートを2日間13時間の中で制作しなければならない。

WPTCでは味覚の審査が重要とされる。限られた時間、限られた材料、限られた道具。多くの制限がある中でのプレッシャーは計り知れない。技術だけでなく、体力、精神力、そしてチームワークを必要とする競技なのである。

世界のコンクールに出場し、結果を残したことは、パティシェとしての自信を確固たるものとした。コンクールは、店作りと同じ、ただ、終わりのない店作りと違い、短いスパンの中で多くのことを吸収できるよい機会。苦しさや辛さを経験し、最後に達成感と喜びが味わえる。コンクールという刺激を求め、これからもチャンスがあれば出場したいと今後の意欲を示した。

今回ご紹介するレシピ 「タルト オ ミルティーユ エ カシス」は、アステリスクのショーケースの中でもひときわ目立つ、鮮やかなカシスのメレンゲが魅力的なタルトです。作業効率を考慮し、タルト生地の敷き込みを不要とするなど、シェフのアイデア満載のタルトです。工程は多いですが、是非お試しください。

次回は、シェフこだわりのお店作りと、お菓子作りが大好きな皆様へ、シェフからのメッセージをお届けします。

- Interview vol.3 へ続く -

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