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Interview vol.3
代々木上原を舞台とした、
終わりのない
「アステリスク物語」

パティスリー アステリスクは、お洒落でかっこいい。高校生の頃からファッション誌を見て過ごしていたという和泉シェフは、洋服が大好き。抜群のセンスの良さは、お菓子のデザイン、色使い、店内装飾にも活かされている。随所に遊び心のエッセンスが加わり、私達を楽しませてくれる。焼き上がりの美しさや、焼成時間を考慮して制作されたオリジナルの焼き型。その大きさに合わせ、自らデザインしてオーダーしているというパッケージ製品も全てオリジナル。贈答用にも多く使われる焼菓子の包材には、靴箱からヒントを得たBOXや、本屋さんに並んだ文庫本から思いついたものもある。

オリジナリティ溢れ、魅力的なお菓子や箱、シェフがおっしゃるとおり、まさに夢を与えてくれる空間である。お店のイメージカラーは愛媛県産のしまなみレモンの色。ロゴは異なるアルファベット字体の組み合わせ。ロゴマークはフォークで星(アステリスク)を描いている。

焼菓子には、一部サブレなど湿気を嫌うお菓子には乾燥剤が入っているが、脱酸素剤は入っていない。脱酸素剤を入れれば日持ちはするが、作りたてをフレッシュな状態で食べて欲しいというシェフのこだわりである。生菓子に使用するフルーツは、講習会で回った先々で知り合った全国の農家さんから、四季折々のフルーツが直送で届く。白桃、ラフランス、ル・レクチェ、マンゴ、清見オレンジ。地元愛媛県産の栗を使用したモンブランも人気メニューのひとつだ。

「パティシェというからには、ショコラも、パンもグラス(アイスクリーム)も全部やりたい。全部極めたい。僕、欲張りなんですよ。」とシェフは笑う。常に新しい技法を取り入れ、進化し続ける。製造だけではなく、お客様と人間味ある触れ合いを大切にしたいと、サービス・接客にも力を入れる。職人として、経営者として、スタッフの教育、人材育成にも余念がない。小さなことをコツコツと積み上げなければ、決して大きなことはできない。日々成長するアステリスクの目指す先は、これで終わりということがなく永遠と続く、終着点はないのだ。

和泉シェフ:

店をはじめて、完結のないドラマを撮りはじめた感じがするんです。

これから僕はお菓子とどう一緒に付き合っていくかを考えなくちゃいけないんです。



今後の“アステリスク物語”の展開が楽しみでならない。

最後に、家庭でお菓子作りを楽しむコツを聞いてみた。

和泉シェフ:

誰にでも癖はつきもの。まずは自分の良い癖、悪い癖、道具やオーブンの癖を見つけてください.。

あれもこれも手を付けない。タルトならタルト、シフォンケーキなシフォンケーキ。ひとつを極め、得意なものを作ると、自信を持って次へ進むことができる。失敗しても、何度でも作ってみる。繰り返すことで見えてくることがある。決して諦めないで!



とシェフご自身の経験から貴重なアドバイスをいただきました。

お店をオープンして2年。田舎のようなご近所付き合いがあったり、歩いていると声をかけられたり、すっかり代々木上原の土地に馴染んでいる様子。「いつまでも代々木上原にいてね」と言われるほど、なくてはならない存在のお店に成長しているアステリスク。地元の方に愛され、常に新しい話題を代々木上原から発信していきたいとシェフは力強く語った。終わりのないドラマは、はじまったばかりだ。

今回ご紹介のレシピ「クレームマングココ」限りなくゼラチン量を減らし、なめらかで口どけのよいデザートです。暑さを吹き飛ばす、美味しいデザートをお試しください。

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