高校時代よりもの作りに興味をもっていた廣瀬さんは、料理人を目指し専門学校に入学。卒業後はフレンチレストランに就職した。しかし、お客様にとって年に幾度も口にすることがない何万円もするコース料理より、普段の生活の中で子供からお年寄りまで喜んでいただけるパティスリーの仕事に興味を持ち、パティシェに転向することを決意。成城にある老舗パティスリー「マルメゾン」に入社した。
「入社当初から、将来の独立を踏まえて仕事に打ち込みました。レストランと違って仕込み量が半端なく多くて…毎日睡眠時間2〜3時間で働いていました。その割にお給料は少なかったのですが(笑)遊びに行く暇がないのでお金の使い道がなく、結構貯金はできるんですよ」