フランスで大人気となった、“Millas”ミヤスというランド地方の伝統的なお菓子が元となっているケーキです。別立てで生地を作り、混ぜて焼くだけで3層になるガトーマジック。マジックケーキとも呼ばれているとっても不思議なケーキです。Weckに入れて焼いたのでプレゼントにもぴったりですよ。
美味しい3層は、上から抹茶スフレ。そして中心にはトロリとした抹茶カスタードクリーム。一番底はこってりとした大納言入りの抹茶フラン生地。(フランとは固焼きプリンのようなお菓子の事です。)
上手に3層に焼き上げるには焼成温度が大変重要になります。お手持ちのオーブンに合わせて焼き時間を調整して作ってみてくださいね。
オーブンを150度に予熱しておく。バターは湯せん、または電子レンジで溶かし、40度程度にしておく。薄力粉と抹茶は合わせてふるっておく。牛乳を電子レンジで温めて40度程度にしておく。湯煎焼き用のお湯(50度)を準備しておく。
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Weckの底に大納言小豆を敷いておく。
ボウルに卵黄とグラニュー糖・塩・を入れ、泡だて器で白っぽくなるまですり混ぜる。さらに溶かしたバターを加え、全体が馴染むように混ぜる。さらに温めた牛乳を大さじ2加えて良く混ぜ、ふるった薄力粉と抹茶を加え、泡だて器を垂直に持って生地に光沢が出るまでよく混ぜる。
さらに残りの温めた牛乳を少しづつ加えて混ぜる。
ここでシャバシャバになるが大丈夫。
卵白にグラニュー糖を最初から全量加え、ハンドミキサーで低速で2分程度、メレンゲがお辞儀する7分立て位に泡立てる。
5の上に4を加え、泡だて器で底からすくうように6回~8回程度混ぜる。(混ぜると層ができなくなるので注意)表面にまだ浮いているメレンゲを泡だて器でなじませる程度にして生地を作る。
4等分して型に流し入れ、ゴムベラでさらに表面のメレンゲをならす。上にまだメレンゲが浮き、下にはしゃばしゃばの液体生地が残っている状態。この時、メレンゲと液体生地の比率が4つとも同じにするため、レードルやお玉などですくって型に入れると良い。
型をバットにのせ、50度のお湯を2センチ程度注ぎ入れる。
予熱したオーブンに入れて20~25分焼く。途中、10分程度で天板の前後を入れ替える。粗熱を取って、冷蔵庫で最低2~3時間は冷やす。
抹茶パウダーを上から茶こしで振りかけてできあがり。
クリーム生地がなく、スフレ生地とフラン生地の2層になってしまっていたら、焼き過ぎ、またはメレンゲと卵黄生地の混ぜすぎです。湯煎の温度が高すぎると火が入りすぎ等の原因があります。逆にクリームの層がゆるすぎて液体が固まっていなかったら、焼成不足、または冷蔵庫で冷やす時間が短い等です。焼成時間を長めにしたり、しっかりと冷蔵庫で冷やす等調整してください。
数量:250mlの容器 4個分
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「ガトーマジック・抹茶」vivian
© 2006 cotta Co., Ltd.
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