難しいとされる、折りパイ生地ではなく、失敗が少なくて短時間で作れる「フィユタージュ・ラピッド」と呼ばれる即席のパイ生地を作る製法です。
粗く刻んだバターと粉を混ぜ合わせて生地を折りたたんでいくので、不規則な層がざくっと歯ごたえよく、そしてふんわりと膨らんでくれます。
お食事用にハムやチーズを挟み、デザート用に林檎のコンポートを挟んで焼いてみました。
市販のパイシートとはまた違った美味しさです。
作りやすいこの時期に是非チャレンジしてみてくださいね。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
・無塩バターは2cm程度の角切りにして冷蔵庫でよく冷やしておく。
・薄力粉と強力粉は合わせてふるい、冷蔵庫で冷やす。
水、米酢、塩をよく混ぜる。
バターと粉類を合わせ、スケッパーで1.5~1cm角位になるまでバターを刻む。
中央に穴をあけて、1を加える。
バターを溶かさないようにスケッパーで全体をまとめるように切るようにして混ぜる。
粉気がなくなったら一つにまとめ、ラップに包んで20cm角程度にして、冷蔵庫で3時間以上寝かせる。
ボードに手粉を振り、麺棒で25cm×50cm程度に伸ばす。
内側に粉が入らないように刷毛などで粉気を取る。
手前の生地1/3を折り、
向こう側も合わせる。
さらに半分に折って四つ折りにする。
ラップに包み、冷凍庫で15~20分程度寝かせる。
生地を90度回転し、6~11を繰り返す。
6~11の要領でその後4つ折りをさらに2回、全部で4つ折りを4回する。
その後、生地を2等分してラップで包み、冷蔵庫で一晩寝かせる。
【林檎パイの準備をする】
シロップの材料を耐熱容器に入れ、レンジ600wで1分程加熱してグラニュー糖を溶かす。
林檎は2cm角切りにし、フライパンに無塩バターを溶かしてしんなりするまで林檎を炒める。
さらにグラニュー糖・きび糖・塩を加え、煮立ってからコーンスターチと水を同量溶かしたものを加え、火を止めて、レモン汁・シナモンパウダーを加え、冷やしておく。
【チーズパイを作る】
13の生地を3mm程度に伸ばす。
12cm角に4つに切る。
中央にハムとレッドチェダーをのせる。
半分に折って端を止め、塗り卵用の卵黄と牛乳を混ぜたものを表面に塗る。
層が綺麗に膨らまなくなるので生地の断面には塗らないようにする。
210度に予熱したオーブンに入れ、200度で20分程度焼く。
【林檎パイを作る】
残りの13の生地を3mm程度に伸ばし、10cm程度の抜型で6個生地を抜く。
麺棒で楕円にのばす。
15を6等分して中央にのせる。
生地を半分に折り、空気を抜きながらしっかりと貼り付ける。
表面に塗り卵を塗る。
ナイフで木の葉模様を入れる。
210度に予熱したオーブンに入れ、180度で20分~25分程度焼く。
焼きあがったら刷毛でシロップを塗ってツヤを出す。
おまけ。
余った生地は小さく切って天板に並べ、グラニュー糖を振りかける。
210度に予熱したオーブンに入れて200度で10分程度焼く。
冷めたら、溶かしたコーティングチョコに浸してチョコをたっぷりとつけると、おいしいチョコパイになる。
数量:ハム&チーズ 4個分 アップルターンオー
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「ハム&チーズパイとアップルターンオーバー」vivian
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