ちょっと涼しくなってきたら、焼き菓子が美味しくなる季節ですよね。しっとりと重たいものは、まだ早すぎるというときには、こちらのちょっぴり目先の変わった気品のあるローズといちごのカトルカール(パウンドケーキ)はいかがでしょうか。
ローズをお菓子によく使うパティシエとしては、ピエール・エルメ氏が有名です。イスパハンの名前で、よくローズとフランボワーズを組み合わせて、代表的なお菓子をたくさん産み出している天才パティシエでもあります。
ここではいちご(フリーズドライ)とローズエッセンスで焼き菓子を作ってみました。
一番私が気に入っているミニパウンド型は、クラフト紙で出来たもの。型離れもきれいです。
小さなパウンド型で焼いても、大きな型でも。カトルカールは、4分の1と言うフランス語なのですが、英語で言うとパウンドケーキ。こちらのパウンドも重さを表し、4つの基本的材料を4等分ずつして配合すると出来るので、この名前の由来があります。
つまりバター、砂糖、卵、そして粉。このレシピでは、シンプルな配合にはちみつを加えて、しっとり感を出しています。配合的にふんわりと軽く仕上がるように調整(卵の量が心持ち多し)にしてあります。なので、生地は卵を混ぜ始めると、多少分離しますが粉を混ぜると繋がりますので、ご心配なく。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
ボウルにバターを入れて、柔らかく木べらなどで練る。
これにグラニュー糖、はちみつの順に入れて泡だて器でよく混ぜ合わせる。
卵を1個ずつ加えては混ぜる。
最後にちょっと分離した感じの生地になるが、その時には軽く湯せんにかけて混ぜると油分のバターと馴染むようになる。
ローズエッセンスを加えてよく混ぜてから、ふるっておいた粉類を一緒にさっくりと混ぜ合わせる。ベーキングパウダーが入っているので、泡だて器でよく混ぜも大丈夫です。反対に生地にツヤが出るまで、混ぜる。
フリーズドライいちごを入れて、さっくりとゴムべらで混ぜる。
型にこの生地を8分目まで注ぎ、温めておいたオーブンで25分程度、しっかりと焼きあげる。
途中、焼成10分位で、ナイフの先で縦に切れ込みを入れると、きれいに中央が割れるます。
焼き上がったら、ケーキクーラーに乗せて冷ます。
保管はきちんと密閉しておけば、涼しいところで1週間程度持ちます。暑い季節には冷蔵庫で保管して、食べる30分以上前に室温に戻してどうぞ。
切った感じはこんなふうです。ふわふわとした優しい味わいになりました。
数量:
\SNSでシェア/
「カトルカール・ア・ラ・ローズ&フレーズ」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
このレシピを作ったら、ぜひコメントを投稿してね!