折ったり成型したりをせず、冷凍パイシートの大きさと形をそのまま活かしたフルーツパイです。カスタードクリームを中に詰めてパイを焼くことが多いですが、今回はパイだけを空焼きし、あとからいれることでやわらかいクリームの食感が楽しめるようにしました。(といっても重石などは面倒なのでのせず、途中でそこだけ押しつぶすという原始的な方法でやってます) カスタードクリームはレンジでできる簡単なもの。もったいないので全卵を使用し、練乳でコクを補っています。果物はなんでもいけるので、よかったら作ってみてください。
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オーブンは210度に余熱しておく。パイシートは室温で少しだけ戻しておく。(完全にやわらかくならないよう半解凍で。夏場は室温に1分も置いておけば大丈夫)
耐熱ボウルに砂糖とふるった薄力粉をいれて泡だて器で混ぜ、溶いた卵を少しずつ加えてその都度よく混ぜる。
☆溶き卵に砂糖と薄力粉を加えるとダマになるので、必ずこの順番で少しずつ混ぜてください。
牛乳を少しずつ加えてのばしながら混ぜる。ふわっとラップをかけ、電子レンジ(600w)で2分加熱し、混ぜる。
☆この時点ではまだしゃばしゃばです。
再びラップをふわっとかけ、レンジで1分50秒加熱し、泡だて器でなめらかになるまで逆手でガーッと混ぜる。
☆取り出した時にひとつに固まっていて、混ぜてもモロモロで「はい失敗」って思いますが、すぐにガーッと混ぜ続けるとなめらかになります。冷めると固まるのでゆるめでストップ。
練乳とバニラを加えて混ぜ、バットなどに流してラップをかけ、あら熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。
☆すぐにパイを焼いて詰めたい時は、冷凍の保冷剤を上にのせたり底に敷いたりして冷やす。
冷凍パイシートは軽く戻し、2枚を端から1cmほど残して四角くくりぬく。くりぬいたもののうち1枚も端から1cmほど残して四角く切りぬく。(おまけのプチパイになります)
底になるほうに溶き卵をぬって、枠のほうをかぶせ、オーブン用シートを敷いた天板に並べ、真ん中の部分にピケする。(フォークで空気穴をあける)枠の部分の表面にも溶き卵を塗る。残りの小さい四角にも溶き卵を塗って並べる。(プチパイの蓋部分になります)
※すみません写真では枠の部分にまだ卵を塗ってませんが、このあと塗りました。
200度のオーブンで15~20分焼く。
☆12~13分の時点で真ん中がめちゃくちゃ膨らんでると思いますが、フォークで穴をあけてつぶして続きを焼いてください。(その時点で蓋部分がこんがりしていたら先に取り出します)焼きムラにより膨らみが不揃いの場合は、向きを変えて続きを焼くと綺麗にできます。
冷めたら真ん中部分をつぶしてクリームを詰め、カットしたいちご、バナナなどを盛り、好みでチョコペンを絞り、粉砂糖をふる。
完成!の一歩手前!(なんやねん)
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「サクサクとろり*フルーツ練乳カスタードパイ」山本ゆり
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