もちもちでふっくら、みずみずしくて、やわらかなナンをフライパン焼きで作ります。
ナンの上にお野菜たっぷりキーマカレーをのせて、カレーとナンを一緒に食べられるお手軽ナンに仕立てましょう。
国産小麦のもちもち感を活かすナンは、厚いところ、薄いところがランダムになるよう成形し、食感の違いを楽しみます。2次発酵はしないので、短時間でできますよ。
カレーは、野菜ジュースで仕込むことで、野菜の旨味が複雑に絡み合ってとても美味しくなります。長時間、煮込まなくても、少し甘めの深い味わいになるので、1次発酵の間にササッと作れます。野菜ジュースは、フルーツが入ってないか、少なめのもの、つまり、少し飲みにくいタイプが向いています(笑)。
しめじはお好みで省略可、もしくはエリンギやマッシュルームもおいしいです。
カレーは作りやすい分量で書いていますから、ナン4枚にのせても残ります。ホットサンドの具にしたり、ホットドッグのウインナーの下に忍ばせるなど、アレンジして召し上がってください。
おいしさのポイントは、コーンフレーク!揚げたカレーパンみたいなサクサク感が味わえます。
トッピングの野菜は、トマト、枝豆以外に、ズッキーニやナス、とうもろこし、オクラ、かぼちゃもイイですね!お野菜もりもりに盛って、どうぞ!
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HBにナンの材料を全て入れ、生地作りコースでこねる。水分が多く、少しべたつくので、機械こねがおすすめ。手ごねでもきちんとまとまる。2倍のボリュームになるまで1次発酵させる。
1次発酵が済んだら、4分割(生地玉ひとつ約67g)してゆるく丸める。乾かないようタッパなどをかぶせ、ベンチタイムを20分ほど取る。
ゆるんだ生地をとじめを下にして置き、手で軽く平らにする。ナンは、厚みが均一でない方が食感や焼き具合にムラが出て、それが美味しさにつながる。手で生地を持ち上げ、持ったところが生地の重みでゆっくりと伸びるのを待つ。光を透かせると、薄く透けてるところ、厚いところがあってOK。持つ位置をずらしながら、15センチの円になるように伸ばす。4枚全部を伸ばしたら、初めに伸ばしたものから焼く。
テフロンのフライパンを強めの中火で温め、油を引かずに生地をのせ、触らずに焼く。約2分後、写真下のように、ところどころがでこぼこと膨らむ。こうなったらひっくり返す。
ふたをして、さらに2分ほど焼く。ナンは、なるべく高温で、一気に焼くと美味しいが、あまり強火にするとテフロンが傷むので気をつける。焼けたら網の上で冷ます。
このナンは、もっちり、しっとりが自慢!網に広げて冷ました後、やや、ほの温かさが残っている段階で、重ねてビニール袋に入れて、表面の乾燥を防ぐ。冷まし過ぎて、乾いてしまわないようにするのがコツ。袋から出したときは、しっとり吸いつくような手触り、くんにゃり、しなるナンになっている!
ナンの1次発酵の間にキーマカレーを作る。フライパンにオリーブオイル、生姜とにんにくのみじん切りを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加える。触らず焼き目がつくまで待ち、茶色く焼き色がついたら返すように混ぜ、また焼き色がつくまで触らずに待つ。こうすると、混ぜながら炒めるより早く茶色くなる。茶色い焼き目も美味しさのうち。玉ねぎが十分に色付いたら、しめじを加えて炒め、さらにひき肉を加えて炒める。
カレー粉を加えてしばらく炒め、野菜ジュース、塩、コンソメを加えて煮る。中火で約10分煮込む。塩は好みで加減するが、パンのフィリングに使う場合は、やや強めの塩味にしておかないと、パンの味がぼやける。
ヘラでフライパンの底をスーっとなでたとき、写真のように底が見えるくらい煮詰まったら(ここでは直径26センチのフライパン使用)、生クリームを入れてひと混ぜし、火を止める。
容器に移して、冷ます。
ナンにキーマカレーを60gほどのせて広げ、コーンフレークをティースプーン1杯くらい散らし、輪切りのプチトマト0.5個、さやから出した枝豆、とろけるチーズ20gをのせる。温めたトースターで、チーズがとろりとするまで焼く。
カレーの上に散らしたコーンフレークが、揚げたカレーパンを思わせるようなカリカリ食感を生み出し、それはそれは、もう、とってもおいしい!
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「お野菜キーマカレーのもちもちナン」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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