ほっこり、やさしい笑顔になる、和栗のあんぱん。
茹でた栗をそのまま食べているような、素朴でシンプルな和栗あんは、バターや洋酒を加えずに、栗そのものを味わえるようにしました。
パン生地は、栗本来のおいしさに寄り添うように、ほんのり甘め。歯切れのよい食感も自慢です。
また、パン生地に使ったたまごの残りを、少し工夫して塗りたまに使うことで、パンの表面が硬くならず、美しいつやが出ます。
栗のパン特集はこちら
粉150g仕込みで7個分、という微妙な数字のレシピですが、8分割だと小さすぎ、6分割だと大きすぎ、粉量200gで仕込むと天板1枚に乗り切らない・・・とうことで、こんな数字に。
作りやすくて食べやすい、ほどよいバランスになっていますので、まずはレシピどおりに作ってみてください。
栗あんは、包みやすい分量になっています。包餡に慣れている方は、生地と同量のあんを包んでもいいですね。
セミドライイーストは、同量のインスタントドライイースト金でも代用できます。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
バター以外のパン生地の材料をホームベーカリーに入れて、生地作りコースでスタート。2~3分経って、写真のように粉と水分が馴染み始めたら、バターを入れる。
早い段階でバターを入れることで、グルテンの形成を抑え、歯切れのよい生地にする。
手ごねでもOK。
こね上がったら2倍になるまで発酵させる。
残った卵黄に、卵白大さじ1(15g)と水大さじ1(15g)ほどを入れてよく混ぜ、コシを切っておく。焼成時まで冷蔵庫に入れて置く。
たまごだけをパン生地に塗ると、焼成でたまごが固まって膜となる。これが口当たりを固くしてしまうので、薄めて塗るとよい。
1次発酵の間に栗あんを作る。和栗ペーストは室温に数分おくとパキパキと割れるので、必要な分を取り出し、ボウルに入れて解凍する。牛乳を加えてよく練っておく。
写真のように大きく発酵したら、台に取り出し、7分割する。生地玉ひとつ42gくらい。
ゆるく丸めて、大きな容器などをかぶせて乾かないようにし、室温で20分ほどベンチタイムを取る。
平らな円に整え、めん棒で、ふちが薄くなるように伸ばす。
栗あんを約30gほど乗せ、対角同士を合わせて閉じてゆく。
手順6でふちを薄くしたのはこのため。とじ目に生地が集まるので、なるべく厚くならないようしたい。
上記の方法だと、どうしてもパンの底部分が厚くなる。
慣れている方は、片手に生地を持ち、あんべらなどであんを押し込みながら、パン生地のふちを薄く寄せてくるようなイメージで包むと、底が厚くならない。
全部包んだら、上からやさしく押さえて高さを控える。中央を指でくぼませ、栗の渋皮煮をのせて、押し込む。
温かいところで、2次発酵を取る。
タイミングを見て、オーブンを200℃に予熱する。
ひと回り大きくなったら、刷毛を水で濡らしてしっかりしぼってから、薄めた卵を含ませて塗っていく。たまご液はサラサラしているので、容器のふちでしっかりこそげ、ダラダラ流れないよう薄く、薄くを意識する。
200℃に予熱したオーブンで、10分ほど焼く。糖分が多く、焼き色が付きやすい生地なので、焦げそうなら温度を下げる。焼成時間は各家庭のオーブンによって調整する。
素朴な栗がたっぷり♪
数量:直径9㎝ 7個分
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「ほっこり和栗のあんぱん」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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