折り込み用のチョコシートを手作りして、見た目にも可愛らしいチョコパンを作りましょう。
卵黄はパン生地に、卵白はチョコシートに。卵1個をきっちり使い切れる配合です。
卵はM寸を使うと、だいたいレシピの分量くらいになります。L寸を使う場合は、きちんと計量し、残りは水で薄めて塗りたまに使うと使い切れますよ。
パン生地に液体油脂を使用することで、しっとり感が増します。しなやかな生地は伸ばしやすく、成形しやすいです。
何度も折り込むと、薄い層が幾重にもできて、見た目にも達成感がありますが、パン生地部分が薄くなりふわふわした食感は少なくなります。クロワッサンほど薄く折り込まず、チョコシートのしっとりした部分と、パン生地のふっくらした部分を楽しめるようにしました。三つ折りは1回だけ。初心者さんでも作りやすいですよ。
シートの加熱の状態と、折り込み手順を分かりやすくするため、写真を多く載せました。工程の項目が多いので難しそうに見えますが、意外と簡単ですので、トライしてみてくださいね。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
ホームベーカリーにパン生地の材料をすべて入れ、生地作りコースでこねる。
2倍くらいになるまで一次発酵させる。
その間に、チョコシートを作る。
強力粉・ココア・砂糖・牛乳を耐熱ボウルに入れて混ぜ、ラップをせずに電子レンジ600Wで1分間加熱する。
ホイッパーでしっかり混ぜる。写真のように、どろりとしている。
チョコレートを入れ、溶けるまで混ぜる。上の写真のようになる。
続けて卵白を入れる。分離したようになるが、混ぜ続けると、下の写真のようになめらかに混ざる。
しっかり混ぜたら、600Wで1分間加熱する。上の写真のように、部分的に(ここでは上半分)火が通っているが、下半分と縁部分はとろとろしていて、まだ粉に火が通っていない状態。
ゴムベラでめくると、下の写真のように、火が通った部分はぼわぼわ、もこもこしている。
ムラがなくなるまでしっかり混ぜ、30秒間加熱。
取り出して、しっかり混ぜて、再び30秒間加熱する。
とろりとした部分がなくなり、写真のように全体がぼわぼわ、もこもこしたら完成(上の写真参照)。
ゴムベラで練るようにして、ムラがなくなるまで混ぜる。つやが出て、ぽってりと、ひとかたまりになる(下の写真参照)。
レンジによって加熱時間は変わってくるので、表示の時間までにトロトロ部分がなくなったら加熱をやめ、表示通り加熱しても、まだとろりとしていたら30秒間ずつ加熱を足して、粉にきちんと火を通す。
耐熱温度の高いラップを広げて、シートをのせる。15cmの正方形になるように整えて、ラップでぴっちり包む。
角まできっちり生地を入れると、三つ折りにしたときに端までシートが配置されておいしく仕上がる。
冷ましておく。
一次発酵が完了した生地を打ち粉をした台に置き、22cmの正方形に伸ばす。
ラップを外したシートを写真のようにのせる。
四方から中心に向かって生地を折って、重ねないように生地を突き合わせて、とじ目をしっかりとじる。
めん棒で、35×18cmの長方形に伸ばす。
向こうから1/3折って、手前からも1/3折って、三つ折りにする。
ビニール袋に入れて、冷蔵庫で20分間休ませる。
輪の部分が左右にくるように縦長に置き、めん棒で30×18cmに伸ばす。巻き終わりになる、向こう側の生地を薄くしておくと、巻き終わりに段差ができず、断面がきれいな円になる(写真右上)。
チョコチップを散らし、手前からくるくる巻く。
巻き終わりは生地が薄く、つまんでとじることができないので、水で濡らしておくと、くっつく。
カードで、6等分の位置に印をつける。
糸を巻き付けて、しぼるように引いて、生地を切る。包丁で切るより、断面がきれいに切れる。
オイルスプレーを吹いた型に、薄いアルミ箔のカップを入れて(なくてもよい)、生地をのせる。
暖かいところで最終発酵させる。
タイミングを見て、オーブンを200℃に予熱する。
上の写真のように、ふっくら大きくなったら、オーブンの設定温度を190℃に下げ、10~11分間ほど焼く。
残った卵で塗りたまをする場合は、最終発酵が終わったら、刷毛で塗る。
温度と焼き時間は、各家庭のオーブンによって調整する。
網の上で冷ます。
数量:直径10cm6個分
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「卵1個使い切り!米油でくるくるチョコパン」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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