季節のフルーツをたっぷりサンドした生クリームのケーキに、ホイップクリームで作ったバラの花をあしらいました。
【所要時間目安:180分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
デコ型にクッキングシートを敷いて、(あれば)ジェノワーズプロテクターをつけておく。
スポンジ生地用の材料はすべて計量しておく。
ボウルやハンドミキサーの羽根はよく拭いてしっかり乾かしておく。(卵に水分が入ると泡立ちが悪くなります。)
オーブンは160℃で予熱しておく。
50℃前後のお湯で湯煎して卵をゆっくり撹拌しながら、36℃前後まで温める。
卵が温まったらすぐに湯煎から外し、かわりに牛乳とバターを湯煎にかける。
卵をハンドミキサーの高速で泡立てる。生地がもったりして、竹串を刺しても倒れないくらいしっかりと。
低速で1分くらい回して生地のキメを整える。
薄力粉をふるい入れ、「の」の字を書くように、切るようにして混ぜる。粉気がなくなるまでしっかりと。
牛乳とバターのボウルに生地をひとすくい入れて馴染ませてから生地に戻し、油分が生地に馴染むよう、底から返すようにして混ぜる。
型に流し入れる。生地の状態はリボン状にヒラヒラと流れ落ちる感じ。
トントンと型を少し高いところから落として気泡を抜き、160℃で34分焼成する。焼き上がりの目安は、上部に焼き色がつき、少し締まっている(型と生地の間に少し隙間ができる)くらい。
トーンと一回、20cmくらいの高さから落として空気を抜き、ついで逆さまにして冷ます。網の上でも平らな台の上でもOK。シートはつけたまま冷ます。
粗熱が取れたら、袋に入れるなどして密閉し、乾燥しないようにする。
そのまま最低3時間、できれば一晩常温に置いて生地を落ち着かせる。
スポンジ生地は、ルーラーなどを使って3枚にスライスする。
下塗り用生クリームに、下塗り用グラニュー糖を投入し、氷水でボウルを冷やしながら、8分だてまで泡立てる。
目安は、ホイッパーにクリームがこもって落ちず、ゆるくクリームがお辞儀するくらい。
回転台にスポンジ生地を置き、カードなどを使ってきっちり真ん中になるよう位置を調整する。
レンチンで砂糖を溶かした後、冷ましておいたシロップを生地にはたく。(省略可)
薄くクリームを塗り、スライスしたフルーツを並べる。
※フルーツはキッチンペーパーで水気を拭いておく。
※切り分けるときに邪魔なので、ど真ん中にはフルーツを置かないようにする、
クリームを乗せて塗り広げる。
2枚目のスポンジ(スライスしたとき一番上にいたものを真ん中に持ってくるとケーキの形が整いやすい)を乗せ、同様にシロップを打ち、生クリームを塗り広げ、フルーツを並べる。
苺の上にクリームを乗せ、一番上のスポンジを乗せる。
※カットしたときに真ん中にいたやつを一番上にするとケーキ全体の形が整いやすい。
一番上のスポンジにもシロップを打つ。
生クリームを上に落とし、回転台を回しながらパレットナイフでおさえて上を平らにする。
横にはみ出した生クリームを下へ落としながら、サイドにクリームを塗る。小刻みに押しつけるようにするイメージ。
サイドをナッペする。
パレットナイフを使うのが王道だが、わたしのように不器用で、すぐ台形になってしまう人にはカードが便利。
上の縁にはみ出したクリームを、撫でるようにして取っていく。飛行機の離陸のイメージでスーッと撫でるようにする。
本塗り用の生クリームにグラニュー糖と色素を加え、7分立てまで泡立てたもので本塗りをする。
下塗り同様に、上に乗せて回転台を回しながら上部を平らにする。
下塗り同様に、サイドにクリームを落としてナッペした後、フチの部分の処理をする。
下部にパレットナイフをそっと当てて回転台を一周させ、回転台に密着している部分のクリームを取る。
ケーキの下にパレットナイフを差し込んで持ち上げたあと、左手を添えて、トレイの上に動かす。
先に左手を抜き、ケーキを下ろしたのち、パレットナイフを引き抜く。
冷蔵庫で冷やしておく。
ミルククリームとらくらくホイップを等量ボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。
※富澤商店のミルククリームの場合は5g+5g
※明治やトップバリューのミルククリームの場合は、10g+10g
40g程度のらくらくホイップを足して、ボウルを保冷剤や氷水で冷やしながら混ぜる。
ゴムベラでクリームをボウルに擦りつけるようにして気泡を潰す。
色素を加える。原色だとケミカルになりがちなので、ほんの少量の黒を足して色味をおさえる。
ゴムベラでよく混ぜ合わせる。
バラ口金をつけた絞り袋に入れて、カードでクリームを寄せる。
ネイルの上に土台を1cmほどの高さに絞り出し、その中心に円錐形にクリームを絞って花芯を作る。
花芯よりほんのすこし高い位置で、3枚の花弁で覆う。
口金はやや内側へ倒す。
その周囲を4〜5枚の花弁で覆う。この花弁がもっとも高くなるようにする。
口金はほぼ垂直。
口金を外側に倒し、バランスを見ながら外側の花弁を絞る。
この花弁は低く絞る。
口金に残った柔らかいクリームは、液状化していなければ、いったんボウルに戻し、新しいクリームを加えて冷やしながら混ぜると復活する。
一番濃い色から始め、白を足しながらクリームの色を徐々に薄くしていく。
お花の移動には、フラワーリフターを使う。下部に先を開いたまま差し込み、回すようにして持ち上げる。
グラデーションをつけながら12輪絞る。
※写真は予備を含む。らくらくホイップ1本でこの程度の量絞れる。
冷蔵庫で冷やしておく。
バラ同様に、グリーンのクリームを作る。
103の口金をつけた絞り袋に入れて、葉っぱを絞る。
葉っぱや小花は、ネイルの上にクリームでクッキングシートを貼り付け、その上に絞る。
右側を絞る際には、口金を立てるように絞ると立体感が出る。
7〜8枚絞り、クッキングシートごとトレイに乗せて冷凍する。葉っぱは少し厚めのほうが扱いやすい。
小花は、小豆大に絞ったグリーンの上に101sで白の花弁を5枚絞る。
クッキングシートの上に5〜6輪作り、冷凍する。
バラを置く場所に土台用のクリームを絞る。
土台用に絞ったクリームに立て掛けるようにしてバラを置く。
反対側にもバラを置く。
裏側にもバラを置く。
3つのバラの上にもう一輪バラを置く。
3箇所に同様に配置する。
バラの花色をあえてばらけさせる。
出来がよい花を上にするときれい。
冷凍しておいた葉っぱを箸で摘んで配置していく。
花の隙間に白の小花やスプリンクルなどを散らして仕上げる。
細かい白花は、グリーンのクリームでケーキの上に直接絞り出した土台の上に、wilton3の口金かコルネでちょんちょんと白のクリームを置いて作る。
数量:5号のケーキ一台
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「ホイップクリームで作るフラワーケーキ」COCCO(コッコ)
© 2006 cotta Co., Ltd.
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