少人数でも2~3日で食べきれる、小さくてかわいいシュトーレン。
今回は、生食パンミックスを使って、手軽に作ります。
センターにはクーベルチュールチョコレート入りのマジパンを配置し、美味しさにもこだわりました。
チョコレート好きさんも、そうでない方も、きっと満足していただける仕上がりになっています。
パサパサしない、もろもろしない、しっとりとしたシュトーレンをぜひ味わってくださいね!
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【所要時間目安:50分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
・すべての材料を計量しておく。
・0.1g単位で計量できない場合、パンデピスは5gで計量し、目分量で半分に分けるとよい。
・牛乳は、600Wの電子レンジで10秒間ほど加熱して人肌に温め、イーストを溶かしておく。
くるみを天板に広げ、160℃のオーブンで8~10分間ほど、ローストする。
冷めたら、4等分くらいに割っておく。
ボウルに生食パンミックス、パンデピス、バターを入れて軽く混ぜる。
イーストを溶かした牛乳を入れる。
手でしっかりもみ込むようにして、混ぜる。
全体がムラなく混ざったら、2~3分間こねる。
(パン生地のように膜はできなくてよい)
生地が均一にまとまったら、ミックスフルーツ・くるみを加え、手で混ぜ込んでいく。
ラップをして、あたたかい所で、一次発酵させる。
目安は、28℃で1時間くらい。
パンのように膨らまないので、生地がゆるんだら発酵完了とする。
※写真は、一次発酵前と発酵後。
(大きさは、ほとんど変わらない)
一次発酵させている間に、チョコレート入りマジパンを作る。
小さなボウルに、マジパン・ココアパウダー・ブランデーを入れ、均一になるまでよく練り混ぜる。
クーベルチュールチョコレートを加え、混ぜる。
3等分にして、長さ12cmの棒状に整える。
手にベタベタくっつくようなら、少量の粉糖(分量外)を手に付け、作業する。
手の温度で温まるとベタつくので、手早く行う。
バットなどにのせてラップをし、冷蔵庫に入れておく。
一次発酵が終わった生地を3分割して、ゆるく丸める。
(生地玉ひとつ 約210g)
※このとき、大きなナッツやレーズンなどが表面にある場合は取り除いて、底部分から中に入れ込んでおく。
(大きなナッツが表面にあると、焼成時にその部分から割れる可能性が高いため)
小さなフルーツはあっても構わない。
生地が乾かないように、ボウルや大きめの容器などをかぶせ、室温で15分間ほどベンチタイムをとる。
生地を10×13cmの長方形にのばし、真ん中にチョコレートマジパンをのせる。
向こう側の生地を持ち上げてマジパンを包み、手前からも生地を持ち上げ、上下の生地を突きあわせて閉じる。
優しく転がして、太さが均等になるよう、整える。
13cm長さの、なまこ形になる。
両端は、マジパンが見えないようにシュトーレン生地で覆っておく。
3つとも同じように成形し、天板に並べる。
生地が乾かないように、大きな容器をかぶせるか発酵器に入れるなどして、あたたかい所で二次発酵させる。
目安は、28℃で40~50分間。
(パンのように、大きさは膨らまなくてよい)
タイミングをみて、オーブンを180℃に予熱開始する。
ステンレス製の小さなボウルに仕上げ用のバターを入れ、予熱中のオーブンの上に置いて溶かしておく。
予熱が完了したオーブンで30~35分間ほど焼く。
※焼き加減は、各ご家庭のオーブンによって調整する。
温かいうちに、仕上げをする。
※焼きたてのシュトーレンは折れやすいので、慎重に持ち上げて、優しく扱う。
仕上げ用の溶かしバターは、下に白濁した部分が沈殿している。その白濁部分は使用せず、上澄みの黄色い透明の部分を使用する。
刷毛で丁寧に、底部分も含めて全面に溶かしバターの上澄みを塗っていく。
3本とも全面に塗って、バターをすべて吸わせる。
バットに適量の粉糖を出し、シュトーレン全体にまぶしていく。
底にもきちんとつける。
この粉糖は、美味しさのため。
次第にバターが染みて黄色くなってくるので、後ほど溶けない粉糖で見た目を美しく仕上げる。
ラップでぴったりと包み、一晩置いておく。
急ぐときは、完全に冷めたら次の工程にいく。
ラップをはがし、トッピング用の粉糖を茶こしで振りかける。
ラップでぴったりと包んだら、完成。
一晩おいて、生地全体がなじんだら、食べられる。
焼いてから3~5日くらいは、ほろりとした美味しさ、1週間ほど経つと、しっとり感が増し、割れなくなる。生地の状態が変化する様子も、楽しんでほしい。
数量:長さ14cm×3本分
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「生食パンミックスで小さなシュトーレン」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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