桜あんを使った簡単でシンプルなロールケーキです。
桜あんと生クリームがよく合います。ほんのり、控えめに桜が香るクリームです。
手土産用のカットバージョンと、デコレーションバージョンの2パターンを用意しました。
【デコ用】【カット用】と分けて記載していますので、よく見て進めてくださいね!
デコレーションはナッペが苦手でもかわいく出来るように考えてみました。
桜の葉・花の塩漬けは塩抜きに時間がかかりますので、いちばんはじめにやるか、前もって準備しておくとスムーズです。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
・桜の葉・花の塩抜きをする。(工程1参照)
・★の牛乳と太白ごま油を60℃くらいの湯せんにかけて保温しておく。
・薄力粉は2回ふるっておく。
桜の葉と花の塩抜きをします。
どちらもさっと水で洗い、それぞれ水に浸します。
花は30分程度、葉は1時間程度で良いかと思います。
(必要に応じて)桜の花を電子レンジでふんわりさせます。花の水気をキッチンペーパー等でしっかり取り、お皿に並べてそのまま600Wで30~40秒程度かけます。あとは花の開き具合をみて10秒ずつ追加してください。乾燥した感じで開きます。
生地を作ります。(オーブンを200℃に予熱開始)
サラダ油を使う場合は、原料の欄に「乳化剤」が含まれないものを使ってください。乳化剤は卵の泡を潰してしまいます。
天板にオーブンシートを敷きます。角はこのようにすると良いですよ!
卵を溶きほぐし、グラニュー糖を加えて60℃くらいの湯せんにかけ、泡だて器で混ぜます。指を入れてぬるいと感じる程度になったら湯せんから外します。
ハンドミキサーに持ち替えて高速で泡立て始めます。
※泡立て器はまた使うのでお皿にでも置いておいてください。
5に比べて白くボリュームが出ます。このくらいになったらハンドミキサーを一番低速にして泡立て続けます。
持ち上げてみてこのようにこんもりと生地が乗り、5秒ほどで消えるくらいが目安です。
先ほどよりも生地の大きな泡が少なくなり、キメが細かくなっているのが分かります。
水を回しいれて泡立て器でぐるぐると混ぜます。全体に馴染んだらOK。
振るっておいた粉類を再度振るいながら2~3回に分けて入れ、その都度混ぜます。分けないと生地が沈んでしまい、ふんわりしません。
混ぜ方は、ゴムベラを縦向きにして「J」を描くように、ボールを回しながら混ぜていきます。
最初に卵をしっかり泡立てていれば大丈夫なので、きちんと混ぜてくださいね!
保温しておいた油+牛乳のボールに9の生地をひとすくい入れ、泡だて器でぐるぐると混ぜます。
今度は9のボールに10の生地を回しいれます。このようにゴムベラを伝わらせると良いですよ!
9と同じ混ぜ方でしっかりと混ぜます。
天板に流しいれ、カードで均します。
天板の底をトントンと打ちつけて大きな気泡を抜いたら、200℃のオーブンで10~12分焼きます。
※ご家庭のオーブンにより誤差があります。
生地を指で軽く押してみて、弾力があるようなら焼けています(焼けていないと押したところがへこんだまま戻らない)。焼けたらケーキクーラーの上に出し、冷ましておきます。
この時、熱いうちにラップをかけると表面の焼けた薄皮をラップと一緒に剥がすことができます。焼き色を剥がしたい方はどうぞ。
【カット用・デコ共通】生地を焼いている間にシロップを作ります。
小鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかけ、グラニュー糖が溶けたら火を止めてさくらリキュールを加え、そのまま冷ましておきます。
【共通】生地が焼けた頃にクリームを作ります。(デコレーションする方は、材料欄にも記載しましたが倍量で作ってくださいね)
ボールの底に氷水を当て、生クリームをすくってタラタラ落ちる程度に泡立てます。(桜あんを入れてさらに混ぜるので、ここでは控えめです)
脂肪分が高いクリームは分離しやすいので、泡だて器で立てることをおすすめします。
【共通】桜あんと塩を加え、泡だて器でよく混ぜてからゴムベラで縁に飛んだクリームも合わせます。
ゆるいようならここで泡立て器で立てて角がたつくらいまで調整してください。
※桜あんのメーカーによっては水分が少なく、ダマになる可能性があります。記載した桜あんは大丈夫ですが、他を使う場合は、桜あんを入れたボールに少しずつクリームを入れていく方がいいかもしれません。
【デコ用のみ】
ここでクリームを半分に分けてください。
片方はデコレーション用です。使うまで冷蔵庫に入れておいてくださいね。
【カット用】滑り止めに濡れ布巾等を敷き、その上に新しいオーブンシートを敷いて、生地の焼き目が下になるよう置きます。(生地、焼き過ぎちゃいました^^;)
【デコ用】カット用とは逆に、焼き目を上にして置きます。
【共通】巻き終わりになる部分を斜めに切り落とします。
【共通】シロップを全体に満遍なく打ちます。刷毛でポンポンとはたくように。
【共通】切り落とした方を向こう側にして置き、巻き用のクリームをすべて乗せ、パレットナイフで均等に伸ばします。巻き終わりのところを1cmほど空けると綺麗にできます。
【共通】紙ごと手前を持ち上げ、きつめにギュッギュと指で押しながら芯を作ります。慌てずゆっくりやってください。
【共通】少し経つと紙を置いてもひとりで立ち上がるくらい、生地に癖がつきます。
【共通】きつく巻いて1回転したら、そのまま紙を持ち上げてコロコロと転がします。
【共通】斜めにカットしたところを下にして落ち着いたら、手で両脇を押して整えます。気持ち、縦長にするくらいに整えた方がいいです。重力でどうしても横長に潰れがちなので、こうして整えておくとまんまるく仕上げやすいです。
使った紙をきつく巻き、冷蔵庫に10分ほど入れて落ち着かせます。
くるくるチョコを乗せたい場合は先に作っておくと良いです。作り方は最後に載せています。
分けておいたクリームのうち、約1/3量を丸口金をつけた絞り袋に入れ、冷蔵庫に入れておきます。
残りの2/3量のクリームをロールケーキ全体に塗っていきます。底の方もギリギリまで塗ってくださいね。
大体塗れました。筋がついても大丈夫です!次で整えます。
パレットナイフの先の方で、ポンポンとやさしく叩くように触っていきます。このような模様がつきます。
てっぺんは桜の葉で隠れるので、両脇を重点的にやってくださいね。桜の葉を使わない方は全体的に模様をつけてください^^
両端を切り落として整えます。包丁を熱湯などで温め、キッチンペーパーで水分をふき取ってからカットすると綺麗です!
お皿に移動します。(パレットナイフをロールケーキの底面に縦に差し込み、持ち上げると良いです)
塩抜きした葉を、キッチンペーパー等で水分をしっかり取ってから乗せます。裏表は好みで良いかと^^
取り分けておいたクリームを絞ります。
まず、大きめに数か所ポンポンと絞ります。
次に隙間を埋めるように、色んな大きさでランダムに絞っていきます。
桜の花とピスタチオを散らします。
くるくるチョコ(今回は2本をずらして乗せました)、アラザン、アクセントにブルーベリーを乗せて仕上げたら出来上がり!
両端を切り落とし、8等分します。
熱湯などでナイフを温めてから水気を拭き、カットすると綺麗です。
葉の水気をキッチンペーパー等でしっかり拭き取り、このように巻きつけます。葉のつるつるした面がケーキにくっついています。
花を乗せ、あとはラッピングです!
ラッピングします。
今回はこちらのアイテムで2通りラッピングします。文字入りのフィルム以外はcottaさんの商品、文字入りのフィルムはセリアで購入しました。
ロールケーキにフィルムを巻き付けます。フィルムの真ん中にロールケーキを置き、挟む感じです。
そのままテープ付き透明袋に入れ、口を閉じます。
リボンを巻き付け、結んで切ります。
縦結びをすると、2本の端が横向きになって可愛いです♡
シールも貼ります。
ピスタチオ色のリボンを使い、もう1種類のシールも貼ってみました。組み合わせで感じが変わるので試してみてください♪
OPフィルムを太さ約4cm、長さ40cm程度に切って用意します。
そして巻き付けるために使う麺棒等にあらかじめOPフィルムを全体的に巻いておきます。(巻かないとチョコがくっついてしまい、取れなくなったりします…^^;)
50℃程度の湯せんでホワイトチョコを溶かし、湯せんから外して34℃まで下がったらマイクリオを入れてよく混ぜ溶かします。
平らなところにさきほどのOPフィルムを置き、チョコレートを乗せます。
パレットナイフで手早く均します。(はみ出しても構いません。薄くしすぎないように!)
少し置くと、常温でも固まりかけるので(ちょっとだけツヤがなくなるので分かります)コームなどで一気に筋をつけます。
ちなみに私は家具の防災用滑り止めを一部カットして使っています。おすすめです!
用意しておいた麺棒に巻き付け、端をテープで止めて固定します。
冷蔵庫で冷やし固めます。
私は計量カップに立てて牛乳等を入れるところに立てています。
固まったら麺棒を抜き取ります。
OPフィルムを静かに剥がして完成です!
チョコを押さえたいときは素手は厳禁!お箸、結構おすすめですよ^^
数量:25cm1本(天板28cm角)
\SNSでシェア/
「桜のロールケーキ」陽子
© 2006 cotta Co., Ltd.
このレシピを作ったら、ぜひコメントを投稿してね!