桜の花と葉っぱで作られたピンクのペーストを生地に練り込んだ、桜の香りが漂う、しっとりパン。
桜あんの甘じょっぱさと、しっとり桜生地がよく合います。
ねじった生地をドーナツ型に入れて、お花をイメージしたカタチに仕上げます。あんこが型にくっつかない成形方法がポイントです。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
桜の花の塩漬けは、洗って塩を落とし、水に浸けて塩抜きをしておく。
バター以外のパン生地の材料を、ホームベーカリーのパンケースに入れ、生地作りコースでこねる。10分経ったらバターを入れる。手ごねでもOK。2倍のボリュームになるまで1次発酵させる。
発酵が完了したら6分割(生地玉ひとつ約64g)して、俵型になるよう、ゆるく丸める。このあと長く伸ばすので、真ん丸にしない方が作業しやすい。大きめのタッパなどをかぶせ、乾かないよう15分ほどベンチタイムをとる。濡れふきんやラップをかぶせると、生地にくっつき、剥がすときに生地が傷むので、容器をかぶせるのがおすすめ。3個ずつ、ボウルをかぶせても。
ベンチタイム後、生地がゆるんだら、手でやさしく押さえて平らにし、めん棒で25センチの長さに伸ばす。向こう1センチを残して、桜あん25gを塗る。
手前から、空気が入らないようくるくる巻いて、とじ目をとじる。手で転がしながら伸ばし、29~30センチの長さにする。
縦に置き、向こうをわずかに残して、カードで半分に切る。あんこが見えている断面をグイッと上に向ける。
先端にカードなどをのせて戻らないようにして、切り口の断面を上に向けたまま、2本を撚るようにねじる。ねじったら、切らなかった向こう側に端っこを切って、上の端もねじりをかける。
くるりと輪っかに曲げて、スプレーオイルをふった型に入れる。断面が全て上を向いているので、あんこは上面にしか出ておらず、型にくっつかない。スプレーオイルがなければ、バターを手で塗ってもOK。完全な輪っかにしてから型入れするより、両端を手で持ちあげ、生地の中央部分を型の向こう側へ入れ、断面が上になるよう気を付けながら、徐々に型に入れていくと、上手く入る。合わさった両端はつまんでとじる。
型入れした状態。乾かないように大きなビニール袋に入れるなどして、あたたかいところで2次発酵させる。私は、オーブンのスチームを3分ほど入れて、スイッチを切って、天板を入れている。熱くなりすぎず、庫内はスチームでもわもわしてるので温度も下がりにくいし、スイッチは切ってるのでエコです。30分後、温度が下がっていたら、またスチームを3分かけ、スイッチを切って、庫内放置。適度なところで天板を取り出し、オーブンを200℃で予熱開始。
写真のような状態までふっくらしたら、塩抜きした桜の花を、軽くペーパーで拭いて、のせる。あんこの上に触れるようにのせると、くっつきやすい。
予熱が完了したら、設定温度を150℃に下げてから、天板を入れて焼成開始。ピンク色を活かすために、焼き色がつかないよう、時々観察して、天板の前後、上下を入れ替えるなどして調整する。計15分ほど焼く。焼き上がったら天板ごとトン!と台に打ち付け、熱い蒸気を抜き、型から取り出して網の上で冷ます。
数量:直径10㎝のドーナツ型6個分
\SNSでシェア/
「しっとり白焼き!桜のねじリングパン」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
このレシピを作ったら、ぜひコメントを投稿してね!