香り高いアールグレイを混ぜ込んだスポンジケーキに、爽やかなオレンジをサンドしたシンプルなショートケーキ。
スクエア型で焼き、側面を切り落として仕上げるのでナッペが苦手でも大丈夫!
比較的手に入りやすいオレンジなので、年中楽しめるケーキです。
もちろんオレンジだけでなく、いちごや桃、マスカットなど季節のどんなフルーツでも楽しめます。
紅茶葉は今回粗く砕かれたものを使用していますが、ティーバッグの中身などでもOKです。
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注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
・スクエア型にオーブンシートを敷いておく。(今回は繰り返し使えるシートを使用しました)
・薄力粉を振るっておく。
・バターと牛乳を合わせて50℃くらいの湯せんにかけバターを溶かし、そのまま保温しておく。
・オーブンを190℃に予熱しておく。
※仕上げ工程1のオレンジの皮剥きを予めやっておいても良いです。
耐熱皿に★のアールグレイと熱湯を入れ、ラップをして蒸らしておきます。
ボールに卵を割りほぐしグラニュー糖を全部加え、60℃くらいの湯せんでよく混ぜます。(砂糖を溶かす目的なので、泡立て器で底までしっかり混ぜる。)
指を入れてぬるいと感じるくらいになったら湯せんから外します。
ハンドミキサーに替えて、高速で泡立て始めます。(泡立て器はまた使うのでお皿にでも置いてください)
白く、かさが増えてこんな感じで跡が残り、すぐに消えるくらいになったら低速にして泡立て続けます。(泡の大きさを整えるため)
4に比べて大きな泡が少なくなり、生地にツヤが出て滑らかになります。これくらいキメが整ったら泡立て完了です。
ハンドミキサーで持ち上げてみて、生地がヒラヒラと落ちて5秒くらいで消えるのが目安。
蒸らしていた紅茶を水分もそのまますべて回しいれ、泡だて器で混ぜます。全体に馴染んだらOK。
薄力粉を3回に分けて振るい入れ、その都度混ぜます。
混ぜ方は、ゴムベラを縦にして赤の矢印のように「J」の字を書く感じで底までしっかりと、ボールを押さえる手は青の矢印の方向に回します。これを同時にするとさっくり混ざる。(左利きの場合は逆向きです。)
5回に1回くらいはボールの縁までゴムベラを滑らせて大きく混ぜます。
小麦粉が大体混ざったら2回目、3回目と振るい入れてこれを繰り返します。
湯せんしておいた牛乳+バターの器にに9の生地を泡だて器1杯分入れ、泡だて器でぐるぐる混ぜる。
(小さい器で混ぜる方は、泡がつぶれることを気にしなくて大丈夫。9で牛乳+バターが下に沈まないようにするための方法です)
今度は7生地のボールに8の牛乳&バターが入った生地を回しいれる。
写真のようにゴムベラを伝わらせて優しく入れるとよいです。
型に生地を流しいれ、底を軽くトントンと叩いて大きな気泡を抜きます。
190℃に予熱したオーブンを170℃に下げ、35分前後焼きます。目安は、膨らみ切った高さからちょっと低くなる頃があるので、そのあたりで上面を触ってみて、弾力があれば焼けています。
焼き上がったら一度型ごとトンと落として蒸気を抜き、逆さにしてケーキクーラーの上に出し、粗熱を取ります。
(粗熱が取れたらビニール袋などに入れて冷蔵庫に入れ冷やすと、生地が落ち着いてスライスしやすくなります。)
シロップ用のグラニュー糖と水を小鍋に入れて火にかけ、砂糖が溶けたら火を止めてオレンジキュラソーを入れ、そのまま冷ましておく。
オレンジの皮を薄皮まで綺麗に剥きます。このとき全部剥かず、デコレーション用に1/4個をカットして残しておいてください。
ちょっと面倒な作業ですが、薄皮を取った方が食べた時口当たりが良いので頑張って!
スポンジを焼く前にやっておいても良いです。
氷水を当てたボールに生クリームとグラニュー糖を入れ、ヨーグルトを崩したくらいの固さになるまで泡立て器で立てます。
※脂肪分の高い生クリームは分離しやすいので、ハンドミキサーはオススメしません。
スポンジをカットします。
その前に、もし焼き色のところが剥がれたり、取り除きたいときは手でそっと撫でてみてください。ポロポロと落ちます。
スポンジを横3枚にカットします。
一番下にする生地を置き、シロップをポンポンと刷毛で満遍なく打ちます。
生クリームを塗ります。フルーツがくっつけばOKなので、多くなくていいです。
生クリームの硬さと立て方は次を参考に。
緩く立てておいた生クリームは全部を泡立てず、このように手前半分だけを立てます。そして向こう側の緩いクリームを使って硬さを調節しながら使っていきます。
塗るときの硬さは、このように泡だて器の跡が残って角がお辞儀するくらい。
皮を剥いたオレンジを並べます。
厚いものはスライスして使ってください。水分が多すぎるオレンジは軽くキッチンペーパーで水気を除いてから乗せると良いです。
クリームを重ねます。
フルーツがギリギリ隠れて若干見えるくらいです。横にはみ出したクリームはそれほど気にしなくて大丈夫!
2枚目のスポンジの裏面(フルーツと接する面)にシロップを打ち、シロップの面を下にして重ねます。
手で軽く押さえて落ち着かせます。
この作業をあと1回行います。
最後、いちばん上になったスポンジの面にはシロップを打たないので気を付けて!
クリームを下塗りします。ここではスポンジが透けるくらい薄くて良いです。
上面に塗り、側面もはみ出したクリームを利用してこのように塗ります。側面は切り落としてしまうのですが、端に入り切っていないクリームを押し込むためでもあるのでやってくださいね。
塗り終わった状態でぴったりラップをし、一晩おくとさらにしっとりと味が馴染んで美味しくなりますよ!
塗り終わり。こんな感じで表面がボコボコでOK。
次に仕上げ塗りをします。ここではクリームを先ほどより緩めに立て(泡だて器の後は残り、角がやっと立つくらい)このくらいたっぷりと乗せます。
まず四隅に向かってこのように軽く伸ばします。ここから、パレットナイフにくっついたクリームはその都度綺麗に落としてください。クリームの入ったボールの縁にこすりつけて落とします。
次に横に平行にパレットナイフを動かし、伸ばします。
これが最後の上面塗りです。
写真のようにパレットナイフを両手で持つとやりやすいです。
自分から見て向こう側から手前に向かい、パレットナイフを引いてクリームを綺麗に整えます。
側面にはみ出たクリームを取り除きます。
ここはカットしてしまう場所ですが、取り除いた方がこのあと作業しやすくなります。
側面をカットします。
ナイフを熱湯で温め、キッチンペーパーで拭いてから切ると綺麗に出来ます。
大きな状態でデコレーションしたい場合は、四辺を切り、小さなカットケーキで仕上げたい場合は1辺を残して切ります。(幅調節のため)
大きなデコレーションケーキにしたい方は自由にデコレーションしてください。
ここからは小さなカットケーキに仕上げたい場合の工程です。切りたい幅に長さを測ってナイフで印をつけます。
今回はケーキトレーの大きさに合わせて縦約8cm、横約3.5cmです。
さきほど1辺を残したのはこの幅調節のためです。
すこし見づらいですが、19でつけた印と印を結ぶようにナイフで少しだけ跡をつけておきます。軽くでいいです!
まずはこのように半分の印に沿ってカットします。それからまた印にそって小さくカットすればOKです。
カットした順にフィルムを巻き付け、ケーキトレーに乗せます。ラッピング欄に記載したふたつがかっこよくてオススメです!!
上面にお好きなようにクリームを絞ります。今回は12切の口金を使用しています。
残しておいたオレンジ1/4をさらに半分にし、スライスします。
オレンジとエディブルフラワーを乗せたら完成です!
数量:18cmスクエア型 1個分
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「アールグレイとオレンジのショートケーキ」陽子
© 2006 cotta Co., Ltd.
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