手作りの柚子茶(柚子の砂糖漬け)を加えたバターケーキに、柚子果汁入りのアイシングでコーティングしています。柚子のフレッシュな香りをそのまま感じるケーキです。甘酸っぱいアイシングがよく合います。
簡単にできる「柚子茶(柚子の砂糖漬け)」と、作るのは面倒でも上品な美味しさの「柚子ジャム」の作り方をご紹介します。どちらでも、お好みや用途に合わせて作ってみてください。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
・柚子茶(柚子の砂糖漬け)、または柚子ジャムを作っておく。
・薄力粉とベーキングパウダーを一緒にふるっておく。
・オーブン180度予熱。
柚子をきれいに洗って、傷ついたところを取り除いておく。
縦に8等分する。中心の白い部分は固いので、カットして捨てる。
種は、取り除いて捨てる。
果汁は、絞ってとっておく。
果汁を絞った皮を、できるだけ薄く切る。
4の果汁と合わせ、総量を測る。同じ量の砂糖を加えて混ぜ、一晩~1日おく。途中で1回はよく混ぜておく。
砂糖が十分に溶けて、皮の白い部分も透明になる。
ジプロック入れて冷凍庫で保存する。
こちらのレシピでは苦味を抜いてないので、苦味は残ります。
生地に入れる程度の量であれば、苦味は感じないし、コーティングするアイシングの甘さでより感じずらくなります。
苦味が心配な方は、下記の「柚子ジャム」を参考に作ってください。工程は面倒ですが、苦みがなく上品な味に仕上がります。
【柚子ジャム】
柚子を粗塩か、金たわしで 表皮の汚れを洗い流す。
傷や痛んでいるところをとる。
横半分にカットする。
種を濾しながら、果汁を絞る。
残った種もきれいにとる。
種は、かぶるくらいの水に漬けておく。
(種の周りにとろみがついているので、水に溶かしておく。)
中の柔らかい皮をとる
中の柔らかい皮をみじん切りにする。
果汁と合わせておく。
外の皮をできるだけ薄くスライスする。
外の皮を3回湯でこぼす。(皮と水を鍋に入れ、沸騰したらざるにあける作業を3回やる。)
最後は、しっかり湯を切っておく。
16と合わせ、総量(外の皮・中の柔らかい皮・果汁)を測って鍋に入れる。
20で測った総量の8割のグラニュー糖を加える。
13を 種を濾して加える。種は捨てる。
強火にかけ、沸騰したら10分程度、中火~強火で煮詰める。途中灰汁が出たらとる。さらっとしているが、ややとろみがある程度でOK。冷えると濃度がつく。
保存は、清潔な保存瓶に入れるか、ジプロックに入れて冷凍保存する。
冷凍庫から柚子茶を出して、常温に戻しておく。
クグロフ型にバターを塗って、冷蔵庫に入れておく。
バターをラップにくるみ、レンジに数秒ずつかけて、指がすっと入る柔らかさにしておく。
バターをハンドミキサーで柔らかくする。
細目グラニュー糖を2~3回に分けて加え、よく混ぜる。
たまごを数回に分けて加え、その都度しっかり混ぜる。
(分量外だが、バニラビーンズが、質のよいバニラエッセンスを加えると、味がふくよかになる。)
ふるったアーモンドパウダーを加え混ぜる。
柚子茶(または柚子ジャム)を加える
ふるった薄力粉とベーキングパウダーを加え、ゴムベラで艶が出るまでしっかり合わせる。
生地をクグロフ型に入れて、型ことトントンとたたきつけて空気抜きする。オーブン170度で35~45分焼く。
竹串を刺して、べたっとした生地がついてこなければ焼き上がり。
生地を焼いてる間にシロップを作る。
鍋に水と砂糖を入れて沸騰させる。別の容器に移し、コアントロー(またはグランマルニエ)を加える。
焼きあがったら、上面に刷毛でシロップを打つ。
特に乾燥が強いところは多めに打つ。
網の上に逆さにして型から出す。
全面にシロップを打つ。
完全に冷ます。
アイシングを作る。
柚子果汁を絞り、網で濾して18g程度ボールに入れる。
ふるった粉砂糖を加えて、ゴムベラでよく混ぜる。
上から垂らして、積もるけど2~3秒程度で消える程度の硬さに調節する。
クグロフを平らなところに置いて、アイシングをかける。
ゴムベラやヘラで全体まんべんなく塗り付ける(お好みで、この状態で固めてしまってもOK)。
網の上にのせ、余分なアイシングを落としておく。
アイシングが完全に固まったら、底にパレットナイフ(スケッパーなど)を滑らせて、網から外す。
アイシングが乾いたら出来上がり。
アイシングすることで、美味しさがアップすると共に、生地の乾燥を防いでくれるのでオススメ。
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「柚子のクグロフ」えびちゃん♪
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