年に1度のおひなさまは乙女気分なピンクケーキが食べたい!イチゴがほんのり香る優しいピンク色のスポンジケーキと生クリーム。甘さ控えめなので、ホワイトチョコの甘みとパリパリ感が楽しめます。イチゴのお値段が高いので小1パック、生クリームも控えめにしたいのでぎりぎり量の1パック使用です。スポンジケーキはよく膨らんでもキメが粗くなってぼそぼそになりがちでいつもベストな状態に作ることはとても難しいのですが、私なりの経験上のコツと工夫も記入します。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
①卵を常温にしておく
②ケーキ型にオーブンペーパーを敷く。
底部分は丸く、側面は細長くカット。
バター少量を糊にしてぴったり貼り付けます。
③小麦粉を3回ふるう(30センチの高さから)
④卵の泡立て用湯煎のお湯を用意する(40~50度位)
材料の準備。
卵はL玉(約60g)が手に入らなかったのでM玉(50g)3個とちょっと。しっかり計量しました。
cottaイチゴパウダー使用。
小麦粉は3回ふるう。3回目にcottaいちごパウダーも一緒にふるう。※30センチくらいの高さからふるい、よく空気を含ませる。※スーパーバイオレット等のグルテンの少ない小麦粉を使うとキメが細かくなります。
全卵を湯煎にあてる。泡だて器で数回白身を持ち上げるようにして白身を切ってから卵をほぐすように混ぜる。グラニュー糖を溶かす。30度くらいになるまでくるくる混ぜる。※湯煎してあたためますが、ハンドミキサー使用なら卵の温度は30度以上に温めないこと。温かすぎると泡がたちすぎてキメが荒くなってしまうから。
30度くらいまで温まったら、湯煎からはずし、ハンドミキサーで低速~中速~高速に徐々にあげて高速で約5分強。
まだ。
オーブン余熱スタート180℃(170℃で焼きますが扉を開けると温度が下がるので10℃高く設定しておきます)
中速でさらに5分。(私のハンドミキサーは20年くらい前のものなので3段階しかありません)
まだ。もうちょい。
このくらいでOK。【の】の字や【8】の字がすぐには消えないくらい。
爪楊枝の尖った方から1・5センチの所まで刺して自立できるくらい。ずっと消えない場合は泡立て過ぎ。泡立て過ぎると卵黄が底の方に分離してきます。
※泡立て終わりが25~26度がベスト。粉を入れるときに温かすぎると泡が消えやすく、粉の粘りがでてしまう。
予熱しているオーブンの中に耐熱ボウル(バターとミルク)を入れ溶かしバターミルクにしておく。小麦粉を3回に分けながら加える。【の】の字を書くようにヘラをボウルの底をぐるーっとなぞるように動かし7~8回まぜる。それを3セット。優しく。
粉が見えなくなってから10回~15回混ぜる。つやがでてくるかんじ。※しっかり泡立った卵は簡単にはつぶれないので勇気を出して混ぜる。※泡をつぶさないようにさっくり混ぜる、という表現のおかげで、混ぜ足りない事が多いです。(よく混ぜ合わせるようになってから何倍も美味しいキメのこまかいふわふわなスポンジに変化しました!)よく混ぜ合わせても泡がつぶれた感じもなく量が減った感じもしません。
バターミルクを余熱中オーブンから取り出し(容器が激熱なので注意!バターはあつあつでOK。50度くらいまで大丈夫です。)ケーキ生地をへらでひとすくい加える。
外しておいたハンドミキサーを手で持って溶かしバターミルクと泡立て卵をくるくる混ぜる。※泡立ったねっとり生地とサラサラのバターをいきなり合わせるより、1度濃度を調整して近づけてから加える方が混ざりやすい。
バターミルクもしっかり全体にゆきわたらせる。20~30回混ぜる。しっかりバターが入ると生地がしっとりする。
オーブンペーパーの端にそれぞれバターをちょこっと塗ってきっちり貼り付けておくと生地が入れやすいです。
20センチくらいの高さからトン!と台に落として大きな泡を消します。オーブン170~180℃で30分焼く。竹串を真ん中に刺して生地がついてこなければOK.
焼きあがったら台に型ごと軽くトン!する(内部の空気の体積が温度低下で小さくなってしぼんでしまうので、しぼみ防止のためにトン!して中と外の空気を入れ替える)
ペーパーをそっと持って型から出し
ケーキクーラー(揚げ物の網など)に裏かえしてさます。
※上部の持ち上がったふわふわ部分を下にして冷ますと、生地の重みで上下均一なスポンジになる。
冷めたら上下戻す。高さ6センチちょっと。しっかり膨らんで大成功。
完全に冷めたらしっかりラップして常温で1日おく。スポンジケーキの出来上がり。
材料の準備。
スポンジを真ん中でカットして2枚にします。※爪楊枝を側面から生地の厚みの真ん中へんに放射状に6本くらい軽く刺して、それを目安にして均等な厚みにカットします。※3枚にカットしてクリーム2層にしたらおしゃれで豪華だけれど、イチゴも生クリームもたくさん使っちゃうので我慢!
シロップはカットした切り口2枚にちょうど全部ハケで塗れる量です。(シロップ写真を撮り忘れてしまったので、この写真は少し先の工程の写真です)※シロップを塗ったら、生クリームでデコレーションするまで乾燥防止にまたラップをかけておきます。
cottaのコーティングチョコレートを湯煎で溶かす。※湯煎温度40~45℃で溶かします。ホワイトチョコは普通のチョコより溶解温度が5~10℃ほど低いので注意します。
生クリームはピンクと白2色にしたいので絞り袋2枚準備。※丸の口金を紛失してしまったので、生クリームパックに無料でついてきた透明のプラスチックのギザギザの口金をナイフでまっすぐにカットしました。1センチくらいの丸。
氷水の入ったボウルの上で生クリームを泡立てていきます。練乳を加えます。※乳脂肪分40%のものを使ったので、ハンドミキサーだとすぐ泡立って泡立て過ぎてしまうので、手で泡立てて混ぜていきます。※乳脂肪の多い生クリームはお値段も高く濃厚で美味しいですが、すぐに食べる用に向いています。バサバサになりにくくてきれいなデコレーション状態が長持ちするのは植物性脂肪や添加物の入ったクリームです。植物性の生クリームを使う場合は泡立てにくいのでハンドミキサーを使います。まわりに飛び散るのでボウルの半分ほどをラップで覆い、ラップを巻き込まないように、とろみがつくまではハンドミキサーは固定します。
1/3量ほど白いホイップにしたいので別のボウルに移します。残り2/3量にcottaいちごパウダーを加えます。
ピンクの色味は大さじ2が私の好みの色です。
いちごパウダーのザラザラつぶつぶ感で少しクリームがごつごつします。苺は輪切り。
ピンク生クリーム、生イチゴ、ピンク生クリームをはさんで、まわり全体にピンククリームを塗ります。ピンククリームを上のデコレーション用に少し残します。ぎりぎり量なので、側面にクリームの厚み、ボリューム感が少し足りない感じです。(家族用なので私はこれで良し!としてますが、キレイにたっぷりのクリームでデコレーションしたい場合は1パック半、300ccは使って下さい)
cottaの溶かしたコーティングホワイトチョコを真ん中へんから一気にざーーっとかける。
これもぎりぎりの量です。たら~っとさせたい量です。(あとちょっと多くっても良かったかも)
輪切りのイチゴをぐるっと一周飾って白い生クリームを丸くポンポン。ピンクも少しポンポン。
消えない粉砂糖をたっぷりパラパラふりかけます。
ひしもちのまわりに飾っているひなあられがちょうどケーキの色味と合っていたので、まわりに並べました。
できあがり。
小鍋に水と砂糖を入れよく溶かし、ふつふつと沸いたら火を止める。粗熱が取れたらリキュールを加える。※キルシュワッサー(さくらんぼ原料のブランデー、無色透明)を使いました。
数量:ケーキ型17センチ1個分
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「春いちごピンクケーキ」hanari
© 2006 cotta Co., Ltd.
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