海外風のおしゃれなクリスマスケーキです。
ナッペのハードルを下げて作りやすいように考えました。
シナモンクッキーを飾るので、スポンジもそれに合うように蜂蜜を加えて風味を出しました。
アイシングが湿気に弱いので、クッキーをガス袋などに入れて別で保存しておき、食べる直前に飾っていただくと良いと思います。贈り物もクッキーは別添えがおすすめ。
クッキーはこちらのレシピでぜひ。
https://recipe.cotta.jp/recipe.php?recipeid=00026577
前日までに作っておくと良いです。
簡単手作りクリスマスケーキ特集はこちら
【所要時間目安:40分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
・前日までにアイシングクッキーを作っておく(アイシングの方法は最後に記載)。
・型にコピー用紙や純白ロール紙など、ツルツルしない薄手の紙を敷いておく(工程1)。
・薄力粉を振るっておく。
・湯せんの用意をしておく。
・オーブンを200℃に予熱。
型に紙をこのように敷きます。
卵、グラニュー糖、蜂蜜を混ぜて湯せんにかけ、絶えず混ぜて液温を40℃にします。(冬季は2~3℃高く)
湯せんから外し、牛乳+バターを耐熱容器に合わせて湯せんにかけておきます。
卵液はハンドミキサーの高速で泡立てます。(4分程度)
4分後。垂れた後がこのまま消えず、ハンドミキサーの羽根からもタラタラと帯状に流れず、垂れ下がって止まるくらい。
泡のキメを整えるため、2分程度低速で大きな泡を消すよう意識しながら全体をゆっくり回します。
全体に大きなボコッとした気泡が見当たらず、ツヤツヤで滑らかな状態になればOK!
薄力粉をもう一度振るい入れます。
ゴムベラを使い混ぜていきます。まず面をつかって横切るように動かし(ボウルの底にもきちんとヘラをつけること)
反対の手でボウルを手前に回しながらゴムベラを返すようにします。掘り返す感じです。これを繰り返し、粉が見えなくなるまで約30回混ぜます。
湯せんにかけておいたバター+牛乳(55℃程度)を取り出し、8の生地をひとすくい入れてホイッパーで混ぜます。ここでバター+牛乳の軽さを生地に近付けておくことで、この後混ぜやすくなります。
9を泡立てた卵のボウルに回し入れ、粉を混ぜたのと同じ動きで混ぜます。70~80回。
生地の混ぜ終わり。
型に流し、トントンと軽く底を打ち付けたら焼きます。
200℃予熱→160℃に設定し直して32分目安。
※焼いている間にシロップを作っておきましょう。→工程デコレーション-1
焼き上がり。はちみつが入っているため焼き色が濃い目に出ます。
焼けたら型ごとトンと底面を打ち付けて蒸気を逃がします。
ケーキクーラーにひっくり返して出します。
5分ほど経ったらまた上下を返し(場合によっては焼き面が剥がれますが、問題ありません)、上にキッチンペーパーを乗せて粗熱を取ります。冷めたらこのままビニール袋に入れて密閉し、冷蔵庫で冷やすとカットしやすくなります。
シロップを作ります。耐熱のカップなどに水+グラニュー糖を入れ、一度混ぜたら電子レンジ600Wで50秒ほど、湯気が出るくらいに温めます。温めすぎると突沸で火傷をするので時間は守ってください。
加熱後も混ぜてグラニュー糖が溶けたら粗熱を取り(急ぐ場合は氷水を活用する)キルシュを加えます。
スポンジケーキを3枚スライスにします。うまく焼けていれば1.5㎝の厚さで余裕で3枚取れます。焼き面の余る部分は今回使いませんので味見にどうぞ。
生クリームを泡立てます。ボウルの底を氷水につけ、グラニュー糖を加えてハンドミキサーでトロトロする程度まで【中速で】立てます。その後ホイッパーに持ち替え、硬さをみながら立てます。
写真のようにホイッパーですくうと一旦持ちあがるものの、2秒くらいでポテっと落ちるくらいで一度ストップ。
3の柔らかいクリームをホイッパーで2~3すくい別のボウルに取り、冷蔵庫に入れておきます。あとでケーキのトップに使います。
残りのクリームは角がしっかり立つまで立ててください。このクリームは主にサンドに使うので、これが緩いと重さでクリームが潰れて段々腹のケーキになったり、カットで崩れやすくなる原因になります。
反対に立てすぎると分離してボソボソになるのでよく見極めてくださいね。
作業台をこの状態にして仕上げをしていきます。
この時点でサンドするいちごを4㎜程度にスライスしておいても構いませんし、慣れていればクリームを塗りながら必要分カットしてもOK。
回転台にスポンジケーキのいちばん下だった1枚を乗せ、シロップを打ちます。
クリームをホイッパーで2すくいくらい乗せ、パレットナイフでまず左右に軽く均します。
回転台を90°回して先ほどと垂直方向にまた均します。
パレットナイフを当て、若干ナイフの左側を上げてナイフが斜めに当たるようにし、矢印の方向に回転台を回して均します。
今度はナイフをこのように当て、回転台を逆回転させてはみ出たクリームを円形に整えます。軽くで良いです。余分なクリームはボウルの縁にナイフをこすりつけて落としてください。
スライスしたいちごを並べます。
再びクリームを乗せ、8~11と同じ手順でクリームを塗っていきます。
いちごが透けて見えているくらいが厚さの目安です。
スポンジケーキ3枚スライスのうち、いちばん焼き面に近いものの裏側にシロップを打ち、シロップの方を下にして重ねます。手で軽く押し、安定させます。
スポンジケーキは若干上が狭い台形に焼けるので、スライスした真ん中と上を入れ替えて組み立てることで、垂直できれいな仕上がりにすることができます。
同じ手順でもう一段フルーツを挟みます。いちばん上にもシロップを打ちます。
上面にクリームを落とし、サンドの時と同じように均します。
側面もこのようにナイフを当てて均します。
今回はネイキッドケーキの仕上がりにするのでスポンジが透けて見えてOK!
こういう感じで、上面にクリームが立ち上がります。
ナイフを底面に軽く差し込み、青の矢印の方向に回転台を回して底に溜まったクリームを取ります。
上面に立ち上がったクリームをこのように取って1周均します。ケーキの面に対して平行にナイフを当て手前に引き、飛行機の離陸のようにスッと離します。
※余ったクリームはクッキーの接着に使います。
上面を整えたら、先に取り分けておいた緩いクリームをこのくらい乗せます。
ナイフを当てて回転台を回し、ケーキの縁を2~3㎝空ける程度まで軽く均します。
ナイフの先だけをケーキの中心に当て、ナイフを手前に引きながら回転台を回して渦巻き模様をつけます。横にクリームがはみ出て良いです。
最後にもう一度側面から上面のはみ出たクリームを整えます。
出来上がったら器へ。
こういう感じ。ラフな感じに仕上がった方がかっこいいと思います!
ここで一度冷蔵庫に入れ、30~1時間程度冷やしてクリームを落ち着かせるとベストです。
作っておいたアイシングクッキーの裏に少量クリームをつけます。くっつきそうなら無くても。
1周貼り付けます。
フルーツ、ハーブ、金箔等で飾り、仕上げます。
縁にトッピング用粉糖を振って上げると雪景色のようになり、かわいいですよ!
アイシングの材料をボウルに合わせ、ヘラで滑らかになるまでよーく練ります。(写真は倍量です)
硬さは角の先がお辞儀するくらい。硬ければ水を1滴ずつ入れ、その都度混ぜます。1滴でかなり硬さが変わるので、水の入れすぎに気を付けてください。緩ければ粉糖を加えて調整できます。
クッキーはこのようにキッチンペーパー等によりかけておくと良いです。
使うクッキーの枚数は15㎝のケーキに対しおよそ12~13枚。
コルネにアイシングを詰め、乗せるようにして雪を描いていきます。
上にアイシングを盛ったらスッと下に引くようにするとつららのように出来ます!
細かいですが、窓などにも軽くアイシングを乗せると可愛いです。
このまま乾燥させ、ケーキに使います。
数量:15㎝ 1つ分
\SNSでシェア/
「シックなクリスマスケーキ」陽子
© 2006 cotta Co., Ltd.
このレシピを作ったら、ぜひコメントを投稿してね!