サランボ(Salambo)はシュー菓子のひとつで、楕円形で、上の部分にキャラメリゼした飴がついているのが特徴です。
そしてクリームにはキルシュかラム味のクレーム・パティシェール(カスタードクリーム)が使われます。
このサランボは1890年に上演された同名のサランボというオペラ歌劇にちなんで、パリのお菓子職人が作ったと言われているお菓子です。
今回は春にちなんで、そのサランボをアレンジして作った桜のサランボを楕円形と小さな丸型で作ってみましょう。
この桜のサランボ、クリームにはもちろん桜の花びら(桜の花の塩漬けを使います)と、キルシュかラム酒に代わって、桜のリキュールを入れてます。
このリキュールがない場合はキルシュ酒を入れると風味が強まりますが、もちろん何も入れなくても大丈夫ですよ。
それと、桜の味に合うようにクレーム・パティシェールに裏ごししたさつまいもを混ぜてます。
これによって和と洋の風味がよく混ざりあって、見た目も味も春らしさが出る感じですね。
桜とさつまいもがカスタード主体のクリームと見事なコラボを見せてます。春の贈り物にもピッタリ!
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*200℃でオーブンに余熱を入れておく。
厚手の鍋に水、牛乳、塩、バター、砂糖を入れて、中火にかけてよく木べらで混ぜて煮溶かす。
軽く沸騰したら火からはずして、一気に粉を入れてよく木べらで混ぜ合わせる。
混ぜ合わさったら、再び中火にかけて、よく練りながら水分を飛ばす。底に白く粉がふいたようになるまで、約1分半ほど。
この状態になると、生地が透明になってツヤが出て来る。
火からおろして、必要だったらボウルに入れ替えて、卵を1個ずつときほぐしたものを少しずつ入れてよく混ぜ合わせる。最初は分離した感じで混ぜにくい。2個入れた後で、生地がまだ固いようだったら、最後の1個は少しずつ入れて混ぜる。全部混ぜる必要はない。生地はあまり柔らか過ぎず、硬すぎない程度に。写真のようにすくった生地がだらりとなるぐらい。
8~10番の丸金口をつけた絞り袋に生地を詰めて、ベーキングシートかマットを敷いた天板に間隔をあけて絞り出す。サランボの形は短い楕円形に、そして丸シューはそのまま丸く絞り出す。
卵を割りほぐして少々の水を加えた卵液を作る。これをハケでシューの上部に塗って、フォークで格子状の模様をつけるように生地を抑える。こうするとシューが均一に膨らむ。
暖めておいたオーブンに入れて約25~30分焼く。
十分に焼かないと内部が湿っていて、オーブンから出した時にしぼむ原因になる。
網にとって冷ます。冷めたシューの後ろに穴をあけておく。
*さつまいもは裏ごししておく。
A:ボウルに卵黄と砂糖を合わせて、もったりとするまで泡立てる。これにふるった粉類を入れて、泡だて器でよく混ぜ合わせる。ダマが出来ないように。
B:鍋に大さじ 1の砂糖と牛乳、生クリーム、バニラのさやとビーンズを入れてかき混ぜて、軽く沸騰させる。
BをAのボウルに入れてよく泡だて器で混ぜ合わせる。これを濾しながら、鍋に入れる。ビーンズがなるべく入るように、スプーンの背で押してね。
これを中火にかけて、常に泡だて器でかき混ぜる。パフっと泡が出て来て(沸騰して)から、1分ぐらいよく混ぜて火を通してから、きれいなボウルにあける。
裏ごししたさつまいもを用意する。
これをクリームに混ぜる。さらに刻んだ桜の花びらを入れて、混ぜる。
生クリームと桜のリキュールをボウルに入れてミキサーで7〜8分立てにする。これを桜のクリームに2回に分けてさっくりと混ぜ合わせる。
シューの裏に穴を開けて、絞り袋に詰めたクリームを十分に詰める。
シリコンマットかベーキングペーパーの上に塩分抜きをしてよく乾かした桜の花を間隔をあけて置いておく。
小鍋に砂糖と水を火にかけて煮溶かす。これをさらに沸騰させて薄い色のキャラメルを作る。好みの色合いのキャラメルが出来たら、鍋ごと水につけて、さらに色が濃くなるのを防ぐ。引き上げて、鍋の下にタオルを置いておく。
このキャラメルにシューの上の部分をつけて、用意しておいた桜の花の上にキャラメル部分が真ん中に来るようにシューを逆さに置いて、ちょっと押す。そのままキャラメルが固まるまで待って、はがして出来上がり。
今回は桜のお菓子なので、桜のモチーフのボックス、リボン、そしてそれに合う和紙を使ってみました。
ホワイトキューブフルールに丁度良い大きさにカットしたベーキングペーパーを敷き、その上にサランボをのせる。
サイドクリアケースピンクに包装紙パラサン 薄ウグイスを敷き、サランボを詰める。
ふたをして、ラフィアトリプル・チョコをかけ、わのはなをワンポイントに結ぶ。
シールスイーツギフトを貼ってでき上がり♪
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「桜のサランボ(桜のキャラメル・シュー)」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
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