キャラメル・ムーは、フランス語でCaramel Mouと書いて、柔らかいキャラメルという意味です。
日本では生キャラメルなんて言われてます。
キャラメルにはいろんな種類がありますが、このキャラメルの語源はスペイン語のカラメロ(Caramelo= 砂糖のキャラメル化を意味した)で、さらにこのカラメロはラテン語から来ていて、サトウキビを意味したそうです。つまり、キャラメルの主原料は砂糖。これに柔らかさや風味を加えるために生クリームやバターを入れます。そして砂糖の結晶化を防ぐために水あめを加えるとなめらかな口当たりがキープできるのです。
このキャラメル・ムー。ナッツを入れたり、コーヒーやチョコレート味など様々な風味をつけることができますが、今回はホームメイドのドライいちごを刻んだものを入れて、イチゴ味にしてみました。
春らしいキャラメル・ムーの出来上がり。
保管は冷蔵庫で。冷蔵庫ではカチカチになりますが、室内に置いておくと、柔らかくなります。
お口に入れると、なめらかに溶けていく味はまさしく生キャラメル。とっても、おいしいですよ。
キャラメル・ムーには、海塩をひとつまみほど加えます。こうすることによって、風味が一層深まることに。
フランスでは乳製品と海塩の名産地のブルターニュ、ノルマンディー、シャラント・マリチームのイル・ド・レのようにおいしいキャラメル・ムーやキャラメル・サレ(塩キャラメル)を作る地方があります。
発酵バターや新鮮な生クリームと海塩で出来たキャラメルは最高!
私のキャラメル・ムーには、はちみつを加えてます。はちみつはクセのないものがいいですね。できたら、野いちご、木いちごのようにベリーズの風味のはちみつを使うとよいバランスが取れます。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
<下準備>
いちごのヘタを取って良く切れるナイフで、厚さ1〜2mmの輪切りに切ってベーキングペーパーを敷いた天板に並べる。
いちごの目安は、だいたい8〜10個分ぐらい(いちごの大きさによる)。
これを100℃のオーブンで、じっくりと60〜70分ほど、乾燥させる。この場合、シリコンマットではなくベーキングペーパーを使うこと。
平らなまな板や天板など(平らで冷蔵庫に入る大きさだったら何でもOK)にシリコンマットを敷いて、植物油をよく塗った型を乗せておく。
ドライいちごは小さく刻んでおく。
バニラ棒をナイフの背でしごき、縦半分に切れ目を入れて左右に開く。中からビーンズを出す。
鍋に生クリーム、はちみつ、バニラビーンズ、塩を入れてかき混ぜる。これに火を通して、沸騰させる。火を止めて、温かくしておく。
別の厚手の鍋にグラニュー糖と水あめを入れて中火にかける。
常に木ベラでかき混ぜながら、煮溶かす。
だんだんと液体状になって完全に砂糖の結晶がなくなったら、温度計を差し入れて、160℃まで煮詰める。
ときどき混ぜないと均一に火が通らないので、よく混ぜ合わせる。
色が琥珀色からキャラメル色に変わり、だんだんと色が濃くなり、泡立ってくる。
キャラメルが160℃になったら、火をいったん止めて間髪を入れずに沸騰させた③をゆっくりとキャラメルの鍋に流し入れて、よく混ぜ合わせる。
※注意:キャラメルがマグマの噴火のように湧き上がるので、やけどをしないように十分注意して作業してくださいね。
混ぜ合わさったら、また火にかけて120℃になるまでやや強い弱火で煮詰める。(時間的に5分以上かかります)
120℃になったら火から下ろして、バターを加えよく混ぜ合わせる。
それから、刻んだドライいちごを加えて混ぜる。
用意しておいた型にキャラメルを熱いうちに流し入れる。気泡がたくさん入っていたら、なるべく潰すこと。
トーチがあれば、これでサっとキャラメルの表面をあぶると、気泡が消える。
粗熱が取れて冷めたら冷蔵庫で一晩ほど寝かせる。
翌日取り出して、シリコンマットをはがし、型の周りを必要だったら温めて、キャラメルを抜く。
まな板の上にベーキングペーパーを敷いて、キャラメルを適当な大きさに切る。
切ったら、すぐに適当な大きさに切り揃えたヨーロピアンOPフィルムに包む。
保存は冷蔵庫で。
キャラメル・ムーをプレゼントするなら、ちょっと遊び心もプラスして、ボックスにクッキーやチョコのキャンドルをプラスすると可愛くなりますよ。
春らしいデコを心がけるとキュートかも。
フードペールに紙パッキンを少量詰めて、包装したキャラメルを入れる。
ふたをして、脇にクッキーなどのキャンドルをカラフルなラフィアでつける。
ラズベリーのコピーアートをクローバーのチャームタイに巻きつけて、余分な針金の部分は切る。
フードペールにデュークSをきつく巻いて蝶結びにし、上記のラズベリーを蝶結びの部分に軽く巻きつける。
ペールのとじ合わせの部分にシール クリエイティブスィートラビットシールを貼って出来上がり。
いろんなかわいいキャンドルがあるので、お好みでどうぞ。
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「いちごのキャラメル・ムー」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
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