今回は、母の日も近いので、プレゼントに最適なお菓子を2つ紹介します。春らしい色合いと味わいにポイントを向けました。
ひとつは口どけも柔らかいフワフワのギモーヴ。ラズベリーピュレで、ほんのりピンク色でかわいい感じに仕上げました。
もうひとつはサブレ。サクサクとした食感をアーモンドパウダーで、そして風雅なバラの上品な味を出しました。
食用ローズ(ダマスクローズ)を乾燥させたものはお茶の専門店や製菓材料を取り扱うお店で求めることができます。また食用ローズフラワーウォーターも製菓材料店にあります。
このサブレは、バニラエッセンスを入れて、たとえばドライクランベリー、ラズベリー、いちごに置き換えてもおいしく出来ます。その場合は春なので、色的にきれいなものを選びましょう。このサブレはとっても簡単に出来るのにおいしいです。作り置きしておいて、棒状にまとめておけば冷凍保存も可能です。それを切り分けて、オーブンで焼けばいつでも焼きたてを食べることができますよ。
ギモーヴは、いわば、フランスのマシュマロ。もっと口どけが良くて、はかないおいしさが口いっぱいに広がります。ふんわりした食感がラズベリーのほのかな甘酸っぱさとマッチしています。
フランスではこのギモーヴを四角く作り、それを細長く切った状態でお菓子屋さんで売られてます。これはフランスの子供たちの大好きなおやつ。小さく絞ると、ちょっとしゃれた感じに早変わり。
このままギフトにするとかわいいですね。
技術的に言うと、サブレは初心者さん、そしてギモーヴは中級者さん向きです。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
ボウルに柔らかいバターを入れてよく練る。これにグラニュー糖、塩、卵黄の順に入れてよく混ぜ合わせる。
ローズフラワーウォーターを入れて、混ぜ合わせる。
ふるっておいた粉類をさっくりと混ぜる。
最後に乾燥バラの花びらを細かくしたものを混ぜ合わせて出来上がり。
生地を2等分にして、成形する。必要なら打ち粉をした作業台で、棒状に伸ばしてサランラップに包んで冷蔵庫で2時間ぐらい休ませる。(この状態でよく密閉して冷凍室で保存することができます)
170℃で、オーブンに予熱を入れる。固まったサブレ生地にきび砂糖をまぶして厚さ7mmぐらいに切る。それをシリコンマットか、ベーキングペーパーを敷いた天板に十分な間隔をあけて並べる。
サブレ生地の上にあれば、バラの砂糖衣を砕いて中央に乗せてさらにきび砂糖を振りかける。
温めておいたオーブンで10分ほど、周りが薄くきつね色になるまで焼く。焼きあがったら、網にとって冷ます。
板ゼラチンを冷水に1枚ずつ入れて、柔らかくふやかす。これをよく絞っておく。
鍋に175gのグラニュー糖、水あめ、水、ラズベリーピュレを入れて煮溶かす。
沸騰したら200℃計を入れて、115℃になるまでときどき混ぜながら煮る。
温度計が110℃になったら、卵白をミキサーの中速で回して、少し泡立ってきたら、25gのグラニュー糖を入れて白っぽくなるまで混ぜる。
ミキサーを高速に切り替えて115℃に達したシロップを少しずつ絶え間なく、白く泡立った卵白に入れて混ぜ合わせる。すべてのシロップをボウルに入ること。
次に絞っておいたゼラチンを加えて、よく混ぜ合わせる。リキュールを入れて混ぜる。
このまま少し高速で混ぜて、その後しっかりと中速で混ぜてキメを整える。メレンゲがリボン状にしっかりとなるぐらいまで混ぜる。
これを丸金口をつけた絞り袋に入れて、絞って行く。
このまま小1時間ぐらい常温で固まらせる。
固まった(ふわふわと柔らかいが、表面は触っても何も付いてこない状態)ら、たっぷりのコーンスターチを振りかけて、まぶす。
はがすときは、パレットナイフにたくさんコーンスターチをつけてゆっくりと丁寧にはがす。これをしないと、パレットナイフにギモーヴがくっついてはがれません。
これをたくさんのコーンスターチの中で混ぜてから、ふるいにかけて余分な粉を取っておく。必要だったら、ハケできれいにしてあげるとよい。
クッキー容器 長方形角にお菓子をそれぞれ詰めてふたをする。ハンドメイドシールなどで飾りつけ、ラズベリーテープで周りを留めること。こんなふうにマスキングテープを貼ってもかわいいです。
水杉カゴに紙パッキンサクラを入れて、デザートシートエクレを載せてお菓子のケースを置く。
OPP袋に入れて上をSUステッチライングローンで蝶結びにしてから、ローズブーケをつけて出来上がり。
後ろからは、こんな感じ。
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「ラズベリー・ギモーヴ&ローズ・サブレ」panipopo
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