カシュカシュ・バナーヌのいちご&クリームチーズムース・タルト

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見た目もかわいく春らしいタルトですが、いたずらっ子のようにかくれんぼ（フランス語で、カシュ・カシュ）したバナナとラズベリー（冷凍でＯＫ）が隠れているタルトです。見かけはいちごだけのクリームチーズムース・タルトだから、中にサプライズが隠れているとは思いませんよね。

バナナとラズベリーは、はちみつとレモンでちょっと味付けしてあります。あったら、ほんの少しオー・ド・ヴィー・フランボワーズ（ラズベリーの洋酒）があれば、もっとおいしくなりますが、お子さん用には入れなくても大丈夫です。

バナナといちごは美味しい組み合わせ。そして、タルト生地もちょっと違って、ココア味にしてみました。なお、タルト生地はたくさんできるので、２～３等分にしてまとめて、平たく伸ばしてラップして冷凍保存バッグに入れて冷凍庫に入れておけば、少なくても６週間は持ちますので、多めに作っておくと次回作るときに便利です。冷凍した生地は、そのまま冷蔵庫で自然解凍して使ってくださいね。

注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。

パート・シュクレ・ココアの作り方

1
ボウルに柔らかくしたバターを入れて、よく練り上げる。これに粉砂糖を入れて混ぜ合わせる。
2
塩、卵の順に入れて混ぜて、ふるった粉類を一緒にしたものを入れてざっくりと混ぜ合わせる。
　
4
これを作業台に取り出して、手のひら(手首)を使って生地を手前に伸ばすことを何回か繰り返して、サブラージュする。
5
まとめて、２～３等分して平たくしてラップに包んで、使うまで２時間以上冷蔵庫で冷やしておく。冷凍する場合にはここで。
6
作業台に強力粉の打ち粉をして、よく冷やした生地を３ｍｍ程度に伸ばす。それを１８ｃｍの型に敷き込む。型によく這わせて、余った生地はナイフかローリングピンを生地の上部で転がして切り取る。空気穴を全体的にピケすること。
7
このまま冷蔵庫で３０分位休ませる。オーブンを１８０℃に温めて、休ませたタルト台を１３分程度焼く。冷蔵庫で休ませた生地はそんなに縮まないので、パイウェイトを乗せる必要もないですが、心配だったら載せてくださいね。万が一、底の分が持ち上がったら、まだ熱いうちに押して戻すと、元に戻ります。
8
１３分焼いて、大丈夫だったら網にとって冷ます。まだ焼き足りなかったら、あと２分程度焼くこと。
9
冷めたら、型から出しておく。

カシュカシュ・バナーヌとイチゴクリームチーズムースの作り方

1
電子レンジで１０秒ずつ加熱して切ったクリームチーズを柔らかくする。加熱するたびに混ぜること。ダマが出来ないようにする。
2
これにヨーグルト(フロマージュブラン)を混ぜ合わせ、グラニュー糖を入れてよく混ぜる。
3
いちごのピュレを電子レンジで加熱して（６０℃ぐらい）、ふやかしておいたゼラチンを入れてよく溶かし混ぜる。これをクリームチーズの生地の方に入れて、混ぜる。
　
　
6
別のボウルに生クリームと、洋酒を合わせて６分目ぐらいにゆるく泡立てる。これを２回に分けて、イチゴチーズクリームの生地の方へ混ぜ入れる。最初は泡だて器でもったりと混ぜ合わせて、２回目はゴムべらなどでさっくりと混ぜること。
　
8
焼き上がって冷めたタルト台に、用意しておいたカシュカシュ・バナーヌを乗せる。
9
この上に出来上がったムースを流し入れて冷蔵庫で冷やし固める。
10
デコは、ホィップした生クリームやイチゴを乗せて、ナパージュを塗って出来上がり。
　
12
断面はこんな感じです。