コロンとまん丸に焼けるラウンド型を使った、りんごたっぷりの食パンです。
ややべたつく生地ですが、加水の多い生地はしっとりやわらかく、とても美味しいので、パンチを入れて、コシの強い、弾力ある生地に仕上げます。
ドライりんごは、国産のりんごをドライにしたものを使っています。りんごのシーズンには自分で作ってもイイですね。煮りんごは水分が多く、食パンに穴が開きやすいので、ドライにしたものが向いています。
シナモンが苦手な方は省略してくださいね。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
Aの材料をホームベーカリーのパンケースに入れ、生地づくりコースでこねる。パンケースの下にトロトロの生地がたまり、羽根が絡まない部分ができるが、へらでかき集めながら、こねるのを補助すると上手くまとまる。10分こねたら無塩バターを加える。こね上がったら、あたたかいところで、1次発酵させる。
パン生地を1次発酵させている間に、アップルチップを水で洗い、周りの砂糖を落としておく。ペーパーにあげて、上からもペーパーで押さえて、しっかり水気を切っておく。
あたたかいところで、1.5~1.7倍に膨らんだら(28℃環境で目安として40~50分くらい)、パンチを入れる。生地を台に出し、手で軽く押さえて縦長に整え、上から3分の1、下から3分の1たたむ。
それを左から3分の1、右から3分の1たたみ、キレイに整えて容器に入れ、1次発酵の続きを取る。2~2.5倍に膨らんだら、1次発酵が完了。(28℃環境で目安として40分くらい)いずれも、温度が低い場合は、時間ではなく、膨らんだ大きさで判断する。
1次発酵が済んだら、打ち粉をふった台に、生地を取り出す。軽く押さえて縦長に整え、上から3分の1、下から3分の1たたむ。とじ目を下にして容器などをかぶせ、ベンチタイムを20分取る。
生地がゆるんだら、とじ目を上にしてめん棒をかけ、35センチ×17センチの長方形に伸ばす。ここで、生地の厚みが均等になるよう注意する。また、角にも生地を送り込むようにめん棒をかける。角が丸くなると、型の両端に生地が足りない状態になり、綺麗な筒型に焼けない。シナモンシュガーを適宜ふる。
アップルチップをまんべんなく散らし、手間からくるくる巻く。
巻き終わりの生地は、薄くしておくと、とじ目がなめらかに馴染み、キレイに仕上がる。
生地の両端は、つまんで閉じておく。ここからシナモンシュガーやアップルチップが出ていると、焼成時に型にこびりつき、型出しが難しくなる。
オイルスプレーをふった型に、生地を入れる。蓋をして、あたたかいところで2次発酵を取る。タイミングを見て、オーブンを210℃に予熱し始める。
写真のようになったら、ふたを閉め、留め具を差し込んで開かないようにロックする。予熱が完了したオーブンで、15分焼き、型の上下をひっくり返し(パンの上と下の焼き色を揃えたいため)、さらに18分、計33分ほど焼く。
パン型の下側は、天板に接しているため熱伝導率が良く色が付きやすいが、パンの上側は白っぽく焼き上がる。気にならなければ上下をひっくり返さなくてもよい。各家庭のオーブンのクセを見て調整する。
焼き上がったら、ふたを開け、型を軽く数回たたき、パンの中の蒸気を抜き、型から出す。立てて冷ますと、楕円にならない。倒れそうなら、無理に立てず、横に倒して冷まし、時折、転がして、重みで生地が沈むのを防ぐ。
焼成方法について、レシピではクラストをしっかり焼き込み、パンの断面が楕円にゆがまないようにしているが、まん丸にこだわらなければ、200℃で30分ほど焼くと、クラストはやや薄く、やわらかく、軽くなり、クラムもしっとりする。お好みでどうぞ。
数量:直径10センチ長さ20センチのラウンド型1本分
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「りんごのまんまるラウンド食パン」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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