毎年、春になると作る桜のスイーツの中から、ひな祭りにぴったりな春の風味を感じる桜味でジェノワーズとクリームを作ったショートケーキを。
いちごをサンドしているので、桜の風味のケーキと甘酸っぱいいちごが相まって、洋菓子でありながら和も感じさせてくれる一品になっています。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
・卵・バターは、常温に戻しておく。
・オーブンは、180℃に予熱しておく。(焼くときは170℃に落とします)
・型にクッキングシートを敷いておく。(工程でご紹介しています)
・粉類は、合わせてふるっておく。
15cmのデコ型に合わせて、クッキングシートをカットしておく。
今回は「cottaオリジナル くりかえし使えるオーブンシート(30×100cm)」を型の大きさに合わせて、カットして使用。
こちらは一度カットすると、洗って何度でも使用できるため、次のときにすぐに準備が出来て、とても便利。
手持ちのよく使用する型には全てこちらを使用していて、エコで経済的。
とても便利なので、おすすめですよ。
バターは、湯せんにかけて溶かしておく。
(バターの温度が低いと、合わせたときに泡が消えてしまうため、合わせるまで湯せんにかけたままにしておく)
粉類(薄力粉・桜パウダー)は合わせてふるっておく。
☆2種類以上の粉を合わせるときは、清潔な袋や、このような清潔なタッパーに入れて振ってからふるうと、均一に混ざりやすくなります。
全卵・グラニュー糖を入れたボウルをハンドミキサーの高速で泡立てる。
最後の仕上げの1~2分くらいになったら、低速~中速ぐらいでキメを整える。
白っぽくなり、持ち上げたときに上に積もるくらいまで、よく泡立てる。
※こちらはスタンドミキサーなので湯せんしながらはできないのですが、ハンドミキサーの場合は湯せんにかけながら泡立てると、さらによい状態の生地に仕上がります。
3のふるった粉類を入れ、ゴムベラでよく混ぜていく。
2の湯せんして溶かしたバターに生地の一部を入れてゴムベラで混ぜ、また大きなボウルに戻して混ぜる。
バターを入れた後は消泡作用があるため、混ぜすぎないようにする。
上から落としてリボン状になったら、混ぜ終わり。
7の生地を用意しておいた1の型に流し入れる。
180℃に予熱したオーブンを170℃に下げて、約28分間焼く。
※オーブンによって癖が違うので、焼き時間は調節してください。
生地の上を軽く触ったときに、指のあとが付かないくらいになったら、焼き上がり。
焼き上がったら、オーブンから取り出し、ミトンなどをした手で型を軽く平面の台に落として、中の熱い空気を抜く。
ケーキクーラーの上で冷ましておく。
粗熱がとれたら、表面が乾燥しないようにキッチンペーパーを表面にかぶせ、しっかり冷ます。
完全に冷め、デコレーションまでに時間が空く場合は、乾燥しないようにラップをしておく。
耐熱容器に水・グラニュー糖を入れて、混ぜる。
ふんわりラップをして、600Wのレンジで10~20秒間程度温め、グラニュー糖を溶かす。
その後、冷ましておく。
10~15㏄程度パックに残し、ボウルに残りの生クリームとグラニュー糖を入れ、ハンドミキサーの中速で泡立て始め、高速にしていく。
(こちらはスタンドミキサーなので氷水に当てられないのですが、ハンドミキサーの場合は、氷水に当てながらやると早く泡立ちます)
<生クリームをほんの少し残しておく>
※パックに10~15㏄程度、泡立てないままの生クリームを残しておく。(すぐに冷蔵庫へ)
こちらはナッペをしながら万が一、生クリームが締まってきた場合、ボウルに少しずつ足してあげることで、再びなめらかな状態にすることができます。
グラニュー糖が混ざったくらいのところで、桜パウダーを加える。
次に桜ペーストを加え、混ぜる。
色味を見て、もう少し色を足したい場合は、お好みでWilton ピンクアイシングカラーを楊枝や竹串の先に少量付けて、クリームに入れて調節する。
※こちらは、お好みでOK。
少量でかなり色が付くため、入れる際はこのくらいから。
追加したい場合は、また新しい清潔な楊枝を使用すること。
7分立てに泡立てた状態。
生クリームは2/3をナッペと絞り用に取り分け、サンド用は少しかためにしておく。
(9分立てに近い8分立て)
いちごはサンド用・デコレーション用にそれぞれ分けておく。
・サンド用
→こちらは小粒ではなかったので、3等分にスライス。小粒なら1/2でもOK。
・デコレーション用
→ヘタを取らないもの。
→ヘタを取ったものは、そのままや半分にカットなど、お好みで。
サンド用以外のものは、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫に入れておく。
ジェノワーズは、横3等分になるようにスライスしておく。
カットする際、ナイフを温めながら行うと、カットしやすい。
一番下の生地を回転台の上に置き、刷毛でシロップを打つ。
他の2枚については、のせたときにシロップを打つ。
サンド用のクリームを軽くナッペし、上にカットしたいちごを並べる。
※清潔な使い捨て手袋をして、もしくは菜箸などを使って並べる。
上からサンド用のクリームをかぶせる。
横に出たクリームは、生地の側面にナッペする。
上に1枚生地を重ねて、さらにクリームを塗る。
再び、いちごを並べる。
残りのサンド用のクリームをのせて、同じようにはみ出たクリームは側面に塗る。
最後の1枚の生地をのせ、はじめに全体に下塗りをしておく。
次に、ナッペをする。
上面はパレットナイフを平行にして、回転台を回す。
側面は上から落ちたクリームと足りない分は側面に足してパレットナイフを固定し、回転台を回してナッペしていく。
底にたまったクリームを、パレットナイフを下に少しだけ差し込むようにして取り、その都度ボウルのヘリにこするようにして、クリームを取りながら行う。
上面の端に立ち上がったクリームをケーキの外側から内側へ、パレットナイフを平行に動かしながら、ケーキの円の中心に向かって、クリームを入れていく。
ナッペが終わった状態。
ここで一度、冷蔵庫に入れて落ち着かせておく。
絞り袋に口金をセットしておく。
絞るクリームは、少しかための8分立てに泡立て直しておく。
クリームを絞り袋に入れたら、冷蔵庫からケーキを取り出して、上部をお好みの形に絞っていく。
今回はシェル絞りに。
ケーキの全体を眺め、きれいな場所を正面と決める。
絞り始める場所は、その反対側(後ろになる側)から。
まず、最初にクリームを出し、手前側にすっと力を抜く。
次のクリームは、前のクリームの先にかぶるように絞り出す。
一周絞った状態。
こちらで一度、冷蔵庫で落ち着かせる。
仕上げ。
使用するトレー(自宅ならお皿など)に大きめのパレットナイフやケーキサーバー2本を使用して慎重に移し、お好みでいちごやチョコピックなど飾ったら、完成。
今回は後ろ側にいちごを並べ、前側にひな祭りの飾りを。
こちらもお好みで、自由に楽しんでみてくださいね。
桜風味のジェノワーズとクリーム・いちごの酸味が相まって、春の風味がお口に広がりますよ。
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「春を詰め込んだ☆桜のひな祭りショートケーキ 」Minami
© 2006 cotta Co., Ltd.
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