ピスタチオタルトとショートケーキを組み合わせたクリスマスケーキです。
工程を3日に分けると、作業が楽です。
1日目:タルト生地を作って、寝かせる。
2日目:タルト生地を型に敷き込む・12cmジェノワーズを焼く。
3日目:タルトを焼く・ショートケーキを作り、組み立てる。
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【所要時間目安:90分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
【タルト・ピスタチオダマンド】
・タルト生地・ピスタチオダマンド用のバター・卵は、室温(20~23℃)に戻しておく。
・タルト生地・ピスタチオダマンド用の薄力粉・アーモンドパウダーは、それぞれ合わせてふるっておく。
・オーブンは、190℃に予熱しておく。
【ジェノワーズ】
・薄力粉は、ふるっておく。
・型にデコ型用敷紙またはくり返し使えるオーブンシートをカットして、敷いておく。
・卵は、室温に戻しておく。
・米油・牛乳は、同じ容器に入れて、50℃に保温しておく。
・オーブンは、180℃に予熱しておく。
・シロップのグラニュー糖・水は耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで20秒間加熱してキルシュを加え、冷ましておく。
タルト生地用のバター・粉糖・塩をボウルに入れ、ゴムベラでクリーム状にする。
続けて、ハンドミキサーで撹拌する。
室温に戻して溶きほぐした全卵を1のボウルに2~3回に分けて加え、ハンドミキサーで混ぜ合わせていく。
※卵とバターが均一に乳化してから、次の卵を入れるようにしてください。
2のボウルに、ふるっておいたaの薄力粉・アーモンドパウダーを加え、ゴムベラで最初は切るようにして混ぜ合わせる。
(バターの中に粉を分散させるイメージ)
粉っぽさがなくなり、ポロポロとまとまってきたら、手順5へ。
ゴムベラ(またはドレッジ)を使って、ボウルにこすり付けるようにして、生地をなめらかにつなげていく。
ポロポロだった生地がひとまとまりになり、均一になったらOK。
※やりすぎ注意。
5の生地をラップで包み、最低1時間は冷蔵庫で休ませておく。
※ここまで前日に作って、生地を寝かせておくと、作業が楽です。
休ませた生地をラップとラップで挟み、アクリルルーラー3mmを両サイドに置いて、型よりひと回り大きく生地をのばしていく。
※シルパンで焼かない場合は、ピケ(穴あけ)をしてください。
タルト生地をたわませるようにして、のせていく。
※気温が高い時期は、生地がダレて型に沿って割れてしまうので、やわらかく感じたら、生地を冷やしてから作業してください。
タルト生地を底・角に沿わせるようにして、押し込んでいく。
一旦ここで生地を冷やすため、冷蔵庫に入れておく。
生地が冷えたら、余分な生地をナイフで切り落とす。
(または、めん棒を転がしてカットしてもよいです)
使うまで、冷蔵庫に入れておく。
※バターを溶かさないようにする、ということが大切です。
室温に戻したバター・グラニュー糖をボウルに入れ、ゴムベラで混ぜ合わせる。
続いて、ハンドミキサーで撹拌する。
※空気を入れる必要は、ありません。
1のボウルにピスタチオペーストを加え、ハンドミキサーで撹拌する。
全卵を8回くらいに分けて加え、その都度よく混ぜ合わせる。
3のボウルに、ふるっておいたbの粉類を加え、最初はゴムベラで切るように、バターの中に粉を分散させるイメージで、粉とバターを合わせていく。
ある程度、粉がバターの中に分散できたら、今度はボウルの底から生地をすくって、返すようにして混ぜ合わせていく。
生地を敷き込んだタルトリングをシルパンの上にのせる。
4のピスタチオダマンドを絞り袋に入れて、絞り出す。
(※15g程度、取っておく)
冷凍フランボワーズをタルトの真ん中を避けて置き、取っておいた残りのダマンドをフランボワーズの上に少しずつ絞って、フランボワーズを隠すようにする。
(※フランボワーズが焦げないようにするためです)
予熱しておいたオーブンを180℃に下げて、35分間程度焼成する。
焼けたら、ケーキクーラーにのせて完全に冷ましておく。
レシピID:00016038の「ふんわりジェノワーズ」を参照して、12cmのジェノワーズを焼いておく。
※ふんわりジェノワーズのレシピではバターを使用していますが、ここでは米油に変更しています。
焼成温度は170℃で、20~23分間オーブンで焼いて作ってください。
底の茶色の部分を切り落とし、1.3cm厚にスライスしておく。
組み立てるときに、シロップを打つ。
ホイップクリームを作る。
ボウルに生クリーム・練乳・グラニュー糖を入れ、氷水を入れたボウルで底を冷やしながら、泡立てていく。
ボウルの中で半分はしっかりめ、半分は調整用にやわらかめをイメージして、手前をしっかりめに泡立てる。
これは、サンド用に使う。
中にサンドするクリームは、ホイッパーですくうと、しっかりとツノが立つくらい。
(クリームがゆるいと、クリームが側面に出て、段々模様に見えてしまいます)
ジェノワーズの一番底側を上に向けて、ケーキ回転台の中央にのせる。
2のクリームをホイッパーですくってのせ、パレットナイフでならす。
真ん中をあけて、スライスしたいちごをのせる。
(真ん中にいちごを置くと、カットしにくいため)
※底側を上に向けるのは、かたい面が内側になることで生クリームの水分を吸って、よりしっとりとした食感になるためです。
3の上に生クリームをさらにのせ、いちごがうっすら隠れるように、回転台を反時計まわりに回しながら、パレットナイフでクリームをのばしていく。
はみ出たクリームは、次を重ねる前に側面をきれいにならして、2段目のジェノワーズを重ねるようにする。
※そのまま重ねると、ずれても気付かないのと、下塗り効果もあるためです。
2段目を重ね、ゴム手袋をした手で軽く押さえて、密着させる。
6の上にクリームをたっぷりのせ、回転台を回しながらパレットナイフでクリームをならしていく。
続けて側面もパレットナイフでならし、上面にはみ出たクリームをケーキの中心に向かって、数回に分けてならしていく。
1のやわらかめ・かために分けていた生クリームをホイッパーで再度混ぜ合わせる。
ホイッパーですくって、ぎりぎりホイッパーにこもるくらいのかたさに調整する。
8の上に9のクリームをたっぷりのせ、回転台を回しながらパレットナイフでならしていく。
※このとき、クリームが側面に垂れるくらいに、はみ出すようにします。
(これは、側面を後で塗るためです)
上面を塗ったら、回転台を今度は時計まわりに回しながら、はみ出たクリームをパレットナイフで側面に塗り広げていく。
足りないときは、クリームを随時足していく。
※側面をナッペし終わった後は、側面が上面より少し高くなっているのが理想です。
8と同様に、パレットナイフで中心に向かってクリームをならしていく。
再度、ボウルのクリームを絞りのかたさに調整する。
(ホイッパーですくうと、ツノ先がおじぎするくらいのかたさに、少しずつ様子を見ながら撹拌してください)
※ここはハンドミキサーではなく、手立てがおすすめです。
丸口金#11を付けた絞り袋にクリームを入れ、一周しずく絞りをする。
ここで一旦冷蔵庫に入れ、クリームをしっかり落ち着かせる。
残ったクリームをタルトに8cm程度に薄く絞り出し、ジェノワーズの接着剤とする。
(このとき、たくさんクリームをのせるとケーキが傾くので、少量で大丈夫です)
※休ませている間にクリームがゆるんでいたら、再度ホイッパーで軽く撹拌して、かために調整してください。
(その際は、スプーンで塗り広げてもOKです)
パレットナイフで14のケーキをタルトの上に移動させる。
タルトの周囲とトップに、いちごやベリー・メレンゲドール・チョコプレートなどを飾ったら、完成。
※いちごは、SS~Sサイズくらいの小粒のものがおすすめです。
カット時は、真ん中のフルーツを一度外し、ナイフを温めてからケーキ部分は小刻みにナイフを前後させて、カットしてください。
タルト部分は、押し切りをします。
側面も、どうしてもフルーツが当たる場合は、取り外してからカットしてください。
1カットごとに、クリームをキッチンペーパーなどできれいにふき取り、その都度ナイフを温めてから、カットします。
取り外したフルーツは、食べるときに再度盛り付けてください。
数量:16cmタルト・12cmジェノワ―ズ1台ずつ
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「ピスタチオタルトとショートケーキの欲張りクリスマスケーキ」あいりおー
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