ふんわりと柔らかい生地でチョコチーズクリームを挟みました。
粉糖の膜でコーティングされた表面がシャクっとした食感で楽しいお菓子です。
比較的すぐに出来るので、挑戦してみてください!
ブッセの生地は、お砂糖多めでしっかりしたメレンゲを作り、泡をつぶさないように手数少なく混ぜ終えるのがポイントです。
要冷蔵のお菓子なので、持ち運びには保冷剤を使用するようお願いします。
ホワイトデー チョコレートレシピ特集はこちら
【所要時間目安:40分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
【生地】
・薄力粉・ココアはよく混ぜ、ふるっておく。
(ココアは、一度茶こしを通してから薄力粉にあわせると、なおよいです)
・卵は、よく冷えたものを使う。
(温度が高いと、メレンゲのキメが粗くなります)
・粉糖は、ダマがあればふるっておく。
・絞り袋に丸口金(絞り口10mm程度)をセットしておく。大きいカップに立てておくと便利(ブッセ作り方9参照)。
【クリーム】
・プロセスチーズを3㎜角程度に小さく刻んでおく。
天板の大きさに合わせた紙に、直径45mm程度の円をセルクルなどを使用して、24個描きます。
(天板が小さいオーブンの場合は、12個でOKです)
少し膨らむので、最低でも2cmくらいは隣との余裕をもたせてください。
その上にオーブンシートやシルパットをのせて、ガイドにして使用します。
今回、挟むクリームに使ったプロセスチーズは、こちらを3切れ分です。
小さく刻みやすいので、おすすめです。
まず、オーブンを200℃に予熱します。
次に、よく冷やしておいた卵を卵黄と卵白に分けます。
殻で分けるのが苦手な方は、一度全卵をボウルに落とし(卵黄を割らないように気を付けて!)、手で卵黄を優しくすくい取ってあげるほうが簡単だと思います(^^)
卵白に粉糖を小さじ1程度先に入れてから、ハンドミキサーの高速で立て始めます。
※このとき、ボウルやハンドミキサーの羽根に油分などの汚れがあると、まったく泡立たなくなるため、汚れがないよう気を付けてください。
かさが2倍くらいにモコモコしてきたら、残りの粉糖のうち半分を加え、さらに泡立てます。
ここまで、30秒くらいでいけると思います。
1回目の粉糖を加えてから1分半くらい泡立て、さらにしっかりとモコモコ跡が残るようになったら、残りの粉糖を全部加えて、さらに泡立てます。
最後の粉糖を加えると、ハンドミキサーにずっしり重みが伝わるような、しっかりしたメレンゲになってくるはずです。
持ち上げたときに、ツノがピンと立つまで、よく泡立てます。
加える砂糖の量が多いため、安定性がよく離水しにくいメレンゲです。
ここで怖がらずに、しっかりと立てることが成功のコツです。
メレンゲができたら卵黄を加え、ハンドミキサーで均一に混ぜます。
ゴムベラに持ち替え、ボウルの底に残っているメレンゲもすくうように、全体を均一にもう一度混ぜます。
ふるっておいた薄力粉+ココアをもう一度ふるいながら加え、ゴムベラで底から持ち上げるように混ぜていきます。
ゴムベラの面で、底からグイッとボウルの曲線に沿って真ん中を横切るように進め、反対の手でボウルを90度くらい手前に回しながら、ゴムベラをクルッと返すようにします。
7を繰り返し、粉が見えなくなるまで、25回くらいまでで終わればベストです!
混ぜすぎると生地がダレて、仕上がりがぺったりと薄くなります。
写真は、混ぜ終わりの状態。
しっかりと形を保っています。
絞り袋に生地を入れます。
どんどん泡が消えていくので、手早く!
絞り袋をこのような状態にしておくと楽です!
絞り袋に入れた生地は、ドレッジを使ってこのように寄せるとよいです。
用意しておいたガイド+シルパット(またはオーブンシート)を敷いた天板に、生地を絞り出していきます。
絞るときは袋を垂直に持ち、天板と口金の間を1.5cmくらい浮かせた状態で一切動かさずに、ガイドの大きさになるまで、生地を出していきます。
生地を切るときは、口金の先で円を描くようにクルッと。
慣れない方は、肘をついて行うと安定しやすいですよ!
生地の混ぜ具合で絞れる個数が変わってきますが、うまく出来ていれば23~24個いけます。
粉糖を茶こしでたっぷりとふりかけます。
1回目ふりかけて溶けたら、その上からもう一度ふりかけます。
200℃→180℃設定にして、10分間焼きます。
焼けたら、シートごとケーキクーラーにのせて、冷まします。
すぐに冷めますよ~!
冷めたら静かにシートからはがし、バットなどに移します。
微妙に大きさが違うと思うので、この時点でペアにする相手を決めておくとよいです。
ミルクチョコレートを耐熱容器に入れます。
電子レンジで30秒間→その後10秒間ずつ様子を見ながら温め、チョコレートを完全に溶かします。
※熱々にすると分離したり焦げたりするので、ギリギリ溶けるくらいがベストです。
次に、牛乳を加えてよく混ぜます。
完全に混ざって、ツヤツヤになればOK!
冷えて混ぜにくい場合は、ほんの少しレンジで温めるとよいです。
このまま冷ましておきます。
※クリームを立てるときに使う氷水を用意してから、作業に入ります。
別のボウルにクリームチーズ・塩を入れ、ゴムベラでほぐすように練ります。
ここでは、まだ氷水に当てません。
粗熱のとれた1を加え、しっかり混ぜたら生クリームを加えます。
ホイッパーでクリームチーズ+チョコを生クリームに溶かすように、ざっと混ぜます。
この時点で多少溶け残りがあっても大丈夫です!
次にハンドミキサーで立てるうちに消えます。
ボウルの底を氷水に当て、ハンドミキサーの中速で立てます。
泡立て終わり。
ゆるいとサンドした後、ダレて大変なことになるので、しっかりツノが立つまで!
ゴムベラで集めて均一に混ぜたら、刻んでおいたプロセスチーズを入れ、全体を混ぜます。
これでクリームの出来上がりです。
作っておいたクリームを、ブッセを絞った時と同じ大きさの口金を付けた絞り袋に詰め、ペアにしておいた片側に絞っていきます。
一度、面に対して平たく均一に絞り出し、あとから残ったクリームを均一に分けていくとよいです。
クリームの量は12個分で作っているので、ブッセが少なく出来たら、無理に詰め切らなくて大丈夫。
もう片側をのせ、手のひらで包むように優しく押して密着させたら、出来上がり!
出来上がったものは、要冷蔵です!
数量:11~12個分(直径5.5cm程度)
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「柔らか チョコチーズブッセ」陽子
© 2006 cotta Co., Ltd.
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