難しいことなくシンプルな工程の簡単イースト食パンです。
小麦粉を使い分けて、味わってみてくださいね。
春よ恋・はるゆたかなどの国産小麦は水分の2~3%程度をあらかじめ引いて加水しておくと、べたつかず扱いやすい生地になります。
ゆめちからは国産粉ですが、給水が良いのでレシピ通りでも大丈夫です。
夏場は冷たい水でこね、冬なら30℃くらいの温度の水を目安に、こねあがったパン生地温度が28℃程度になるように調整します。
※2020年4月24日に手ごね用の作り方を追記しました。
それにともなって、加水を手ごね用に調整しました。
従来のレシピの加水67%から、加水70%に変更しています。
HBや機械ごねをされる方は、5g程度減らして加水して、状態に応じて足してください。
小麦粉のレシピ特集はこちら
【所要時間目安:25分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
・バターは室温に戻して、やわらかくしておく。
・オーブンを200度に予熱しておく。
バター以外のパン生地の材料をホームベーカリーやこね機にセットし、スイッチオン。
10分後、バターを投入しさらに10分ほどこね上げる。
こね上がったら、きれいに丸め直してボウルに入れ、シャワーキャップをかぶせて30℃くらいのところで生地が2~2.5倍になるまで一次発酵させます。
ボウルにオイルスプレーを軽くしてから一次発酵させると、生地を取り出しやすくなります。
一次発酵が終了したところ。
2の生地を3分割して丸め直し、生地が十分ゆるむまで20分ほど休ませる。
このとき、生地が乾燥しないように大きなビニールシートをふんわりかぶせておく。
※新しい45Lのゴミ袋みたいなサイズが便利です。
3の生地を12×18cm程度の大きさに伸ばす。
左から中心へ向かって空気が入らないように折り、上から手でトントンと空気を抜くように押さえる。
右から中心へ向かって同様に折る。
軽くめん棒をかけて、向こう側の生地をひと巻きして芯を作る。
芯を中心に生地を張らせるように巻いていく。
※このとき、あまりきつく巻くと発酵に時間がかかったり、生地が破れるので注意。
左右の生地は巻き終わりが中心に向かっているように型に入れるときは配置します。
※この向きで型に入れます。
型にオイルスプレーやショートニングを塗り、9の向きで生地を入れて35度に設定したオーブンや温かい場所で一回り大きくなるまで2次発酵させます。このとき、シャワーキャップをかぶせて発酵させると、乾燥防止になります。
型ギリギリまで発酵した状態。
200℃のオーブンで25分ほど焼成する。
焼き上がったら、少し上から型ごと落としてショックを与え、中の蒸気を抜いて型から出し、粗熱をとります。
※ご家庭のオーブンに合わせて温度・時間は調整してくださいね。
春よ恋を使った食パン。
もっちりしつつも、ふんわりした食感の食パンに。
国産粉ならではのしっとり感のある焼き上がりです。
小麦粉の風味が感じられます。
春よ恋は、加水を少し減らしてこねます。
イーグルを使った食パン。
ふんわり軽い口当たりの食パンに。
パン生地がとても扱いやすく、初めてパンを焼く方でも使いやすい小麦粉です。
タンパク含量もわりと高めで、程よいボリュームが出ます。
ゆめちからを使った食パン。
弾力があり、もっちりした食感の食パンに。
タンパク含量が高いので、ボリュームのある焼き上がりです。
食パン特集にも掲載中です♪
※2020年4月24日に別の1斤型に合わせたレシピに修正しています。
従来のレシピで作ったくださった方は、こちらに今までの分量を記載します。
以前の食パン型1斤分内寸約214(204)X95(88)XH90mm
強力粉270g
砂糖22g
塩5g
スキムミルク10g
インスタントドライイースト3g
水182g(国産粉178g)
無塩バター22g
バターと水以外の材料ををボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせる。
水を加え、ゴムベラで混ぜ合わせる。
このくらい粉っぽさがなくなったら、こね台に移します。
最初は写真のようにベタベタです。
左右の手を前後に動かして生地をこねていきます。
この時点ではかなりベタベタしますが大丈夫。
ドレッジを使って、時々生地を集めながらこねていきます。
生地が台から少しはがれるようになったら、台にこすりつけるように前後に生地をこねます。
生地がつながってきたら、生地を持って台に打ち付けます。
この時点では生地はあまり伸びません。
生地を引っぱりながら半分に折りたたむ→90度向きを変えて台に打ち付けて折りたたむ、を繰り返し、生地がある程度薄く伸ばせるようになるまでこねる。
※この時点ではまだ生地に伸展性があまりないので、きっちり折りたためなくてもOK。
同じ向きばかりにならないようにくらいの気持ちで向きを変えて、たたきこねできたらOKです。
ある程度薄く伸ばせるようになるまでこねたら生地を広げ、やわらかくなったバターをのせて包み込む。
8をちぎるようにし、バターを生地全体になじませていく。
バターが全体に散ったらまた行程4のように手を前後に動かして生地をこねていく。
4の時よりも早く台から生地がはがれるようなります。
生地が台から少しはがれるようになったら、台にこすりつけるように前後に生地をこねます。
10が台からはがれてまとまってきたら、生地を持って台に打ち付ける。
11の生地をひっぱりながら半分に折りたたむ→90度向きを変えて台に打ち付けて折りたたむ、を繰り返して生地をこね、生地の端を伸ばすと薄く膜が張るくらいまで繰り返す。
こねあがりの目安はこんな風に生地の端をゆっくり引っ張ると切れずに薄い膜が張る感じです。
すぐ切れてしまう場合は、再度もう少しこねてください。
生地を両手で包み込むように手前に引き、90度向きを変えて同様に引き丸めをする。
生地がピーンと張るように丸める。
生地表面を張らせてボウルに入れ、シャワーキャップをかぶせて30℃くらいのところで生地が2~2.5倍になるまで一次発酵させます。
ボウルにオイルスプレーを軽くしてから発酵させると、生地を取り出しやすくなります。
一次発酵終了の目安。
3等分に分割して丸め、生地を15~20分ほど休ませる。
このとき、生地が乾燥しないように大きなビニールシートをかぶせておく。
休ませる目安は、指で押して生地が跳ね返らないであとが残るくらい。
休ませた生地をガス抜きめん棒で12×16cm程度に伸ばす。
生地がべたつくと感じたら、分量外の強力粉を軽く振っておく。
右から中心に向かって空気が入らないように折り、上から手でトントンと空気を抜くように押さえる。
※左右どちらからでもOKです。
反対側からも中心に向かって同様に折る。
一度めん棒をかけて、向こう側の生地をひと巻きして芯を作る。
芯を中心に生地を張らせるように巻いていく。
※このとき、あまりきつく巻くと発酵に時間がかかったり、生地が破れるので注意。
左右の生地は巻き終わりが中心に向っているように、型に入れるときは配置します。
真ん中はどちらを向いてもOK。
※この向きで型に入れます。
型にオイルスプレーやショートニングを塗って、23の向きで生地を入れて型の8割まで生地が膨らむまでオーブンの発酵を使ったり、あたたかい場所を利用して二次発酵させます。
このとき、シャワーキャップをかぶせて発酵させると、乾燥防止になります。
型よりも上に出ると、ふたが閉まらないのでこれより大きくならないように注意してくださいね。
9割くらいに膨らんだら、ふたにもオイルスプレーをして、190℃のオーブンで28分ほど焼成する。
※山型食パンにしたい方は、HBバージョンの11・12の工程を参照してください。
焼き上がったら、ふたをしたままキッチン台などに型を打ちつけて中の熱い空気を出し、腰折れを防ぎます。
ケーキクーラーの上で粗熱をとったら、完成です。
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「シンプル食パン」あいりおー
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