もうすぐバレンタイン。欧米では男女ともに愛をささやく日で、カップルはもちろんのこと家族や友達にもカードや花やチョコレート、かわいいぬいぐるみ、他さまざまなプレゼントをして愛を捧げる日。日本だったら女性が男性に愛を告白するのが本来の意味ですよね。このバレンタインデーはローマ帝国時代から続く古い記念日です。
現在のようにバレンタインにチョコレートをプレゼントする習慣が始まったのは、19世紀後半のイギリスから。このチョコレートはカカオ豆から作られます。そして、このカカオは愛の媚薬として、あるいは薬として南米で昔から使われてきましたが、ヨーロッパに渡ったのは16世紀前半でコロンバスがもたらしたと言われてます。
チョコレートはざっと分けてホワイト、ミルク、ダークチョコレートに分類されています。それぞれカカオマスの配合が違っていて、ホワイトチョコレートにはカカオマスが含まれてません。チョコレートにはポリフェノールが豊富に含まれていて、特にダークチョコレートにはそれが顕著です。反対にカカオマスが含まれないホワイトチョコレートには、残念ながらこのポリフェノールが含まれてないのですね。ちなみにホワイトチョコレートは、カカオバターに粉乳、香料、砂糖などを加えて作ったもの。
ダークチョコレートを粉末化したのがココア。工程中にカカオマスから一定量のカカオバターを分離して、粉末状にしたものです。ココアは19世紀の初めにオランダのヴァン・ホーテンによって初めて作られました。
今日はこのポリフェノールが豊富なココアを使って、フランスのブルターニュ地方の郷土菓子のガレット・ブルトンヌをpanipopo流にアレンジしたレシピの紹介です。アーモンドパウダーとバターによってサクサク、そしてちょっとスパイスを利かせて男性にプレゼントしても喜ばれる味に仕上げてます。スパイスは自分で好みのものを使えばOKですが、加えなくてももちろん大丈夫。味にアレンジを自由に利かせてくださいね。チョコレート味がサクサクほろりと口いっぱいに広がって、上品な甘さのガレットです。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
ボウルに柔らかくしたバターを入れて白っぽくなるまでよく混ぜる。
砂糖を加えて混ぜて、さらにはちみつも入れて合わせる。
塩と卵黄を加えてよく混ぜ合わせる。写真1
ふるって合わせておいた粉類をゴムべらなどでさっくりと混ぜ合わせる。写真2
ラップにガレットの生地を伸ばして包んで冷蔵庫で2時間以上寝かせる。写真3
*150℃でオーブンに予熱を入れる。天板にベーキングマットかペーパーを敷いておく。
作業台に強力粉を軽くふって、冷やした生地をローリングピンで厚さ1cmに伸ばす。写真4
ハート型のクッキーカッターは、ココアをまぶしてから、生地をくりぬく。写真5
天板の上にくり抜いたガレットを乗せて、上に卵液をハケで塗り、冷蔵庫で20分ほど休ませる。写真6
フォークの先で好きな模様を入れて、好みのトッピングをつける。トッピングなしでもOK。写真7
150℃で温めておいたオーブンで25~30分ほど焼く。途中、上が焦げるようだったらアルミフォイルで天板を覆うとよい。
焼きあがったらそのままの状態で網にとって冷ます。冷めてから、ガレットをはずすこと。
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「ガレット・ブルトンヌ」panipopo
© 2006 cotta Co., Ltd.
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