イタリア・ピエモンテ州の郷土菓子。Bonèt (ボネ)とはそちらの方言で帽子の事。ボネを作る型がその帽子の形に似ていたことから名づけられた、など色々な説があるそう。
アマレッティを砕いて加えるのが特徴で、大人なココアプリンといった感じです。ラム酒とコーヒーの風味も魅力の一つ。チョコレートが入っているのでは?と思うくらい濃厚なのにもかかわらず、くどさは全くなくするすると食べてしまえるのが不思議!!絶品イタリアンドルチェです♪
(普通のプリンに比べると少ししっかりしています)
今回はカフェリーヌエスプレッソを使用しますが、インスタントコーヒーで代用も可能です。(風味は多少変わります。)
アマレッティは市販のものを使用していただいても良いですし、ご自分で作る際は私のレシピページにアマレッティのレシピもありますのでご参照ください。
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
オーブンを焼成温度より高め(180℃程度)に予熱する。
湯せん焼きをするのでお湯を沸かしておく。
型に塗るバターを少量用意する。(分量外)
プレートにキッチンペーパーや布巾を敷き、その上に型を準備。(プディング全般にそうですが、湯せん焼きする際にクッションとなり、プレートから直接熱が伝わらずすの入りを軽減します)
鍋(写真はフライパン使用)に砂糖(グラニュー糖)をほんの少量広げて中火にかける。
※最初に入れすぎるとなかなか溶けないので少量だけ。
溶けないうちに混ぜてしまうと再結晶化して固まってしまうので、溶けた砂糖が増えるまで混ぜない。
一部が焦げそうなときは鍋をずらしたり火加減を弱めたりして調整してください。
ある程度溶けたらまた少量振りかける。
溶けた砂糖が増えてくれば、振りかける砂糖も増やして大丈夫です。この作業を繰り返します。
溶けた砂糖が増えれば混ぜても大丈夫なので、木べらで軽く混ぜ、均一に火を入れていきます。
砂糖が全て溶け、キャラメル色が進めば、最後は火を切って好みの色まで余熱で進める。
※ボネは少し濃いめの方がオススメです。
※ボネが焼き上がった後半日程じっくり寝かせる時間がない時は、出来上がったキャラメルに熱湯大さじ1を加えてください。熱湯を加えない場合、寝かせ時間が短いとキャラメルが固まったままになります。
型に均等に分けます。中央に固まってしまい隅まで広がらなくても問題ありません。焼いている間に広がります。
※この写真のプレートに1のキッチンペーパーを敷き忘れています!!すみません!!
キャラメルが冷めれば、型の内側とキャラメルにバター(分量外)を薄く塗ります。
※こちらの写真もキッチンペーパー忘れです。すみません!!
グラニュー糖、ココアパウダー、カフェリーヌエスプレッソは、一緒に混ぜ合わせておく。
(カフェリーヌエスプレッソはインスタントコーヒーで代用可。風味は多少変わります。その場合は牛乳に溶かしてください。)
アマレッティはフードプロセッサーにかけて砕くか、ビニール袋に入れて麺棒などで叩き、細かく砕く。
牛乳を鍋に量り、火にかけてあたため始める。
ボールに卵を割り入れ、グラニュー糖・ココアパウダー・カフェリーヌエスプレッソを合わせたものを加えて混ぜ合わせる。
牛乳の周りがふつふつとする程度まで温まれば、2へ少量を加え、よく混ぜ合わせた後、残りの牛乳も全て加えて混ぜ合わせる。
アマレッティを加えて混ぜ合わせる。
ラム酒を加えて混ぜ合わせる。
最後にゴムべらに持ち替えて、ボールの周りや底など混ぜ残しが無いようにしっかりと混ぜ合わせる。
計量カップなどに移し、型に流し入れるとやり易い。
種が均一になるように時々混ぜながら、型へ均等に分けていく。
※この写真もキッチンペーパーを敷き忘れています!!すみません!!種を流し入れる前には敷いておかないと面倒ですのでお忘れなく!!
120mlのプリンカップ5個で9分目程度です。
型を均等に広げてオーブンへ。
オーブンにセットしたら、お湯を張ります。やかんなど注ぎ口の長いものだとやり易いです。扉を開けたままなので手早く、でもやけどに気を付けて!!
160℃で20~25分程度焼成。(途中、お湯がなくなりそうになったら足してくださいね!!)
型を傾けた時、中央が膨らんで来なければOK。もしくは竹串をさすなどして判断してください。(各家庭のオーブンにより焼き時間は調整してくださいませ。)
バットに移し、氷水を張ると余熱で火が入らず、すぐに冷ますことが出来ます。粗熱が取れれば氷水を捨て、冷蔵庫でしっかり冷やし、半日ほど寝かせましょう。
半日ほど寝かせたら写真のようにキャラメルがしっかり溶けて隙間から見えてきます。
バターを塗って焼いているのでこのままお皿を被せてひっくり返せばするんと外れます。
もし型にくっついて外れない場合は、お皿と型を写真のように持ってしっかり押さえ、真下ではなく斜め下に向かって素早く振ります。大抵はこれですぐ抜けます。
ゆっくり型を持ち上げて、傷をつけないように抜いたら、お皿を傾けてキャラメルを広げます。(キャラメルがしっかり溶けていれば、この写真位広がります。)
これで完成です♪
アマレットを飾ったり、泡立てた生クリームを添えたり、お好みでどうぞ♪(共に分量外です)
cottaコラム「イタリアの伝統菓子、アマレッティレシピ」もぜひご覧ください。
アマレッティがどんなお菓子なのか詳しくご紹介しています。
数量:120mlのプリンカップ5個分
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「イタリアの大人なココアプリン♪ ボネ」*misa*
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