昔懐かしのバタークリームケーキ。
さとうきび糖を使用して、その風味をシンプルに味わうケーキです。宮古島ふんわりさとうきび糖の色がついて若干茶色味がかりますが、クラシカルな感じで可愛いですよ♪
レシピはごくシンプルにクリームを挟むものでご紹介していますが、お好みでアプリコットやラズベリーなどのジャムを塗って挟むのもおすすめ!
「カフェリーヌエスプレッソ」を使ったコーヒークリームのアレンジも最後に掲載しています。
さとうきび糖×コーヒーはコクがあってとっても美味しいです( *´艸`)
バタークリームは、私が作った今回のデコレーションで100ml分くらい余るくらいの量です。デコレーションのしかたによって差が出ると思いますが、余ったらパンにつけて食べたりすると美味しいです♪
※クリームの塗り方は、デコレーションケーキのレシピ(ID 00010634)に詳しく記載しているので、こちらも参考にしてみてください。
※お花を簡単に絞れるロシアンノズルは色々な種類がありますので、絞りを含めこちらも是非見てみてください!
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
【スポンジケーキ】
・型に紙を敷いておく。(工程1~に記載しています)
・薄力粉を振るっておく。
・バターと牛乳を小さいボウルに入れて60℃くらいの湯せんにかけ、溶かしてそのまま保温しておく。
・オーブンを190℃に予熱する。
【バタークリーム】
・バターをマヨネーズくらいの柔らかさにしておく。
型に紙を敷きます。コピー用紙がおすすめ!
まず側面をこんな感じで。
底にあたる部分をこんな感じで切ってます。
高さは型より1.5㎝程度はみ出るくらい。
最後に底の大きさに合わせて切った丸型の紙を敷いたらOKです。
卵をボウルに割りほぐし、さとうきび糖を入れてよく混ぜ溶かします。
この時、卵液の温度を35℃程度まで上げたいので、冬場などは50℃くらいの湯せんで卵液がぬるいと感じるくらいまで、混ぜながら温めてください。夏場は常温くらいで良いと思います。
(湯せんから外し)ハンドミキサーの高速で泡立てていきます。
白っぽくモコモコして、ハンドミキサーが通った跡がつくようになったら低速に落とします。
低速にしたらあまりグルグル動かさず、静かに羽根を全体的に移動させながら写真のように持ち上げた後が付くまで泡立て続けます。
※高速で立てた直後の生地。大きな泡だらけです。
※低速で整えた生地。8よりもずっと均一で滑らかな状態になります。
薄力粉を3回くらいに分けて振るい入れ、その都度ゴムベラで混ぜます。「J」の字を書くように、小麦粉を底に沈ませないように上へ上へと混ぜるのがコツです。
きちんと泡立っていればしっかり混ぜても大丈夫なので、怖がらずにしっかりとツヤが出るまで混ぜてください。混ぜ不足でも口当たりが悪い生地になります。
保温しておいたバター+牛乳のボウルに泡立て器でひとすくい10の生地を入れ、バター・牛乳と生地をよく混ぜます。
ゴムベラを伝わらせるように11を回し入れます。
再び「J」の字を書くように、均一になるまで混ぜます。
型に流し入れ、底をトントンと叩いてからオーブンに入れ、190→170℃に落として25分前後焼きます。
(ご家庭のオーブンに応じて時間調整をお願いします)
焼き上がりの目安は、中心を軽く押してみて弾力があれば大丈夫。分からなければ、竹串を刺して生の生地がくっついてこなければOKです。ちょこちょこ様子を見てくださいね。
焼き上がったら型からすぐに出してケーキクーラーの上へ逆さまにし、粗熱を取ります。
大体冷めたらポリ袋に入れたり、ラップで包んだりして乾燥しないようにしてください。すぐに使わない場合は冷蔵庫へ。
小鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけ、グラニュー糖が溶けたら(沸騰しなくても良い)火を止めてラム酒を加え、混ぜて冷ましておきます。
別の器に移しても良いです。
バターを大きめのボウルに入れ、マヨネーズ状の柔らかさにして塩を混ぜておきます。
硬い場合は小分けにして電子レンジで10秒ずつ加熱してもOK。溶かしすぎないように気を付けてくださいね!
(写真は倍量で作っています)
☆のさとうきび糖と水を小鍋に入れ、中火にかけて煮詰めていきます。
温度は117℃になるまで。
この間に卵白を同時進行で立てます。
●の卵白とさとうきび糖を合わせて別のボウルに入れ、ハンドミキサーの高速で角が立つまで泡立てます。やりすぎるとボソボソになるので気を付けてください。
2が117℃になったら卵白に合わせていきます。
ハンドミキサーを回しながら、ボウルの縁から垂らすように少しずつ入れて合わせていきます。
慣れない方は、誰かいたら手伝ってもらった方が楽です♪(笑)
2が全部入ったら粗熱が取れるまで混ぜます。
メレンゲの出来上がりはこんな感じで滑らか、伸びる感じがあります。
バターのボウルにメレンゲをひとすくいずつ入れ、その都度ハンドミキサーで混ぜます。
出来上がったバタークリームはこんな感じで、ツヤツヤになります。この日の気温が32℃くらいあったので緩めに仕上がってこんな感じです。
ちょっと緩すぎるので…
ボウルの底を冷水につけてハンドミキサーで混ぜ、クリームを扱いやすい硬さにして進めます。泡立て器で持ち上げても落ちてこないくらい、でも混ぜると硬すぎず滑らかなクリームである感じ。
反対に寒くて固まりすぎる時は、ボウルの底にぬるま湯で絞った布巾を敷くなどして緩く調整してくださいね。
スポンジケーキを3枚にスライスします。
焼き色がついている部分は切り落とし、使いません。味見やおやつにしてください^^
回転台にスポンジケーキを1枚乗せ、冷ましておいたシロップを上面に刷毛で打ちます。
ここで、その都度お好みのジャムを挟んでも♪
バタークリームを乗せていきます。ここから先、パレットナイフで余計なクリームを落とす作業もあるのですが、できればクリームが入った器とは別のものに、落としたクリームを溜めてください。
デコレーション用のクリームにカスが入ってしまうと出来上がりが汚くなります。
落としたクリームは挟む方、または下塗りに利用するようにしてくださいね。仕上げに新しい綺麗なクリームを使います。
厚さ約5㎜程度に塗り広げたら、側面にはみ出したクリームをこのようにナイフを当てて整えます。(多いようなら取り除いてください)
1段目はこんな感じです。
2枚目のスポンジケーキの片面にシロップを打ち、打った方を下にして重ね、今度は上面にシロップを打って同じようにクリームを重ねます。
3段目も同じように重ねたら、一番上にはシロップを打たずにクリームを薄く塗ります。生地がボロボロ落ちてくるのを閉じ込めるため、下塗りをしていきます。
上面に塗ったら側面に。ナイフは利き手と反対側に立てます。クリームをその都度足しても良いので、側面にも薄く1周塗ります。
側面の下塗りが終わったところ。
上面にはみ出たクリームを整えます。
利き手側上の方から手前へ、ナイフを平行にスッと滑らせます。これを1周。
下にたまったクリームが多いようなら取り除きます。
仕上げ塗をします。
上面にクリームをたっぷり乗せて平らに整えます。この時、写真のように横にはみ出た方が良いです。厚さは全体的に5㎜くらいを目指して。
側面を整えます。はみ出たクリームを利用しながらナイフを前後に動かしながら塗っていき(足りなければ足しても良いです)、1周クリームが満遍なくついたら…
ナイフを立てて固定したまま回転台を回して側面を綺麗にします。
下塗りと同じ要領で上面を整えます。
最後に下のクリームを取り除いたら次は絞りです。
残りのバタークリームを3つに分け、それぞれ着色します。
緑は葉っぱ用に少なめ、濃いピンクは薔薇の中心用に少なめ、(色が分かりにくいですが)右上の薄いピンクは薔薇の外側用にいちばん多い量です。
絞りはクリームが緩すぎても硬すぎても失敗するので、この時点で必ず硬さの調整を!
ラップにまず薄ピンクのクリームを適当に広げ、その真ん中に濃いピンクをこのように乗せます。
海苔巻きのように巻いたら
そのままラップごと、口金を付けたしぼり袋に入れて使います。
手の温度が高い方はクリームがどんどん溶けてしまうので、氷水で手を冷やしながら進めると良いですよ!
お好きな場所に口金を垂直に立てた状態でお花を絞ります。
色の出方も確認してからの方が良いので、ケーキの前に一度ボウルで試すことをおススメします。
こんな感じに絞りました。
OPシートで作ったコルネに緑のクリームを入れ、まずツルを描きます。
終わったら23で使ったコルネの先端をV字型に切ります。
隙間に葉っぱをつけていきます。
小刻みに動かしながら絞ると葉っぱらしさが出ます。
こんな感じに。
トッピングパール、アラザンをランダムに散らしたら出来上がりです!仕上げが終わったら冷蔵庫に入れてよく冷やしてください。
お好みでケーキピックをつけてあげると、全体的に締まってかっこいい仕上がりに♪
カットするとこんな感じです。ナイフを熱湯で温め、水分をしっかり拭き取ってから切るとキレイに切れます。
ジャムを挟むとカット面にも色が出て綺麗ですよ!
出来上がったバタークリームの重量を量り、1%程度のカフェリーヌエスプレッソを混ぜると簡単にコーヒークリームが作れます。これもおすすめ!
クルミをサンドしてみました。
予め170℃のオーブンで10分程度、香ばしくなるまでローストしています。
仕上がりはこんな感じに。
絞り口金は星口金6切の#10(ID 88679)
巻きチョコ(ID 27684)
を使用しています。
数量:15㎝(5号)丸型 1個分
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「さとうきび糖で作った★バタークリームのケーキ」陽子
© 2006 cotta Co., Ltd.
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