ヘルシーなふすまを配合した、香りゆたかなカンパーニュです。
加水は85%ですが、ふすまがぐんぐん吸水するので、扱えないほどベタベタにはなりません。
こねずにへらで合わせて、パンチで生地をつなぎます。
粉の旨味を引き出すため、じっくり、ゆっくり吸水させながら、オーバーナイトで仕込みます。
クラストはカリッとしながらも、そんなにハードではない食感、もちもちしたクラムはやわらかく、お食事にぴったりです。
そのままでも、トーストして香ばしく焼き色を付けてもおいしい♪
ふすまの滋味深い香りは、チーズとよく合うので、ピザ風のタルティーヌやプルアパートブレッドにして、とろけるチーズとともに味わいましょう!
レシピの最後に、プルアパートブレッドの作り方もご紹介します。
みんなで、ちぎってつまめば、笑顔がこぼれますよ♪
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
水と牛乳は合わせてレンジで加熱し、人肌程度に温め、はちみつを溶かしておく。
粉類とセミドライイーストを計量し(塩は入れない)、水分を加える前によく混ぜておく。こねないので、ここでしっかり合わせておく。何度もパンチを入れるので、底がボウル状になった丸い密閉容器を使うと、ふたがあるので便利。
粉類とイーストが混ざったら、はちみつを溶かした水分を10gくらい残して加える。へらで混ぜ、粉っぽさがほとんど見えなくなったら、塩をまんべんなく振り入れて、残りの水分を加え、へらで混ぜる。
粉けがなくなり、生地がまとまったら、ふた(ラップ)をして、25~28℃で20分おく。室温が低ければ保温するか、プラス10分おく。
1回目のパンチを入れる。生地の一部を、引っ張って持ち上げる。
生地の中心に向かって、パタンと折り、ギュッと押さえる。
位置を少しずらし、また生地を引っ張って持ち上げる。
中心に向かって折って、ギュッと押さえる。位置をずらしながらこれを繰り返し、1周する。ふたをして、20分おく。こうして、20分おきに3回パンチを入れる。3回パンチを入れたら、25℃くらいの温度で2時間おき、ふっくら膨らんできて、容器の外から底を見て、気泡ができ始めていたら、冷蔵庫に入れて、一晩置く。美味しいパンにするためには8時間は置きたい。
翌朝、冷蔵庫から出したら、生地がだら~っとしながらも膨らみ、気泡がぷくっとしている。
ふたをしたまま、室温に1時間ほど放置し、復温させる。
台に取り出し、ゆるく丸めなおして、生地が入っていた容器などをかぶせ、乾かないように20分ベンチタイムを取る。
手でやさしく伸ばして生地を広げ、4隅を中心で重ねるように、順にたたんでいく。
写真の位置になるよう、生地を少し回転させて置く。真ん中のラインを少しくぼませ、ここを芯にしてふたつに折る。生地を張らせるように閉じたら、打ち粉をしたキャンパス布の上に布取りをする。
2次発酵は、室温20℃で50分。ここで生地を温めすぎない方が、クープが開きやすい。
タイミングを見て、オーブンに天板を入れて、250℃で予熱開始。可能ならスチームが出るように設定しておく。
スリップピールの代わりに段ボールの板を使う。段ボールにオーブンシートを敷いて、生地をのせ、粉をふってクープを入れる。霧吹きを吹く。段ボールを使って生地をオーブンに移動させ、オーブンシートを滑らせて庫内に入れる。
スチームを入れて、250℃で7分焼き、スチームを切って、230℃に下げて8分ほど焼く。各家庭のオーブンによって焼き時間は調整する。
焼き上がったら、網の上で冷ます。
冷めたら、格子状に切り込みを入れる。浅すぎるとパンが開かず、具があまり入らない。ちぎれない程度に、深く入れる方が、焼き上がりもパンが開いて美味しそうに見える。
具の準備。ブロッコリーは小さめの小房に分けて塩ゆでし、アボカドは皮を剥いてスライスし、あればレモン汁をふっておく。プチトマト、紫玉ねぎ、ウインナーもスライスする。
パンを、縦横すべての面を開いて、ケチャップを塗り、好みでオレガノとガーリップパウダーをふる。
色のバランスを見ながら、あらゆる場所にいろんな向きで具を詰めていく。
レシピ以外にも、ベーコンやハム、ズッキーニ、パプリカなど、お好きな具材でOK。ベーコンなど、火が入りにくいものは、予めフライパンでソテーしておく。
シュレッドチーズをたっぷりのせる。プルアパートブレッドは、ピースをちぎったとき、チーズがびよよーんとするのが楽しいので、よく伸びるモッツアレラを表面に散らすとよい。
温めたトースターで、チーズがこんがりするまで約5~7分焼く。パンに高さがあるので、上のヒーターが近く、焦げやすい。焼き色が付き始めたらアルミホイルをかぶせるなどして観察しながら、焦げないよう気を付ける。
トースターでは高さがなく、天井に当たりそうな場合は、オーブンで焼いても。200℃で20分を目安に、チーズにこんがり焼き色がつくまで焼く。
レシピのサイズのパンだと、15センチのスキレットにちょうど入る大きさ。スキレットごとオーブンで焼いて、アツアツをサーヴすると、冷めにくく、最後までおいしくいただける。
どのピースをちぎっても、何かの具材とチーズがびよよーん。いろんな味で楽しもう!
このほか、アスパラガスやインゲン、明太子、海老なども美味しい。
持ち寄りパーティに持参する時は、切り込みを入れたパンと具材は別々にしておき、現地でサッと詰めて、トースターだけお借りしましょう!
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「ふすま入りカンパーニュで、プルアパートブレッド」takacoco
© 2006 cotta Co., Ltd.
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