「スパイス入りのパン」という意味のフランスの伝統菓子。
その名のとおり、スパイスの複雑な香りと、はちみつの濃厚な甘さが特徴です。
ブルゴーニュ地方とアルザス地方のものが特に有名ですが、ヨーロッパ各地にいろいろなパンデピスがあります。
作り方はとても簡単!ホイッパーでぐるぐると混ぜるだけでOK。
焼きっぱなしの素朴な感じも趣があって素敵ですが、ドライフルーツやホールスパイスでデコレーションすると華やかで、プレゼントにもおすすめです。
【所要時間目安:10分】
注:レシピの転用・掲載などの二次利用はお断りしております。
また、所要時間に焼成・発酵・生地をねかす・冷やす時間などは含みません。
卵は溶いて室温に戻しておく。
はちみつ・牛乳・無塩バター・きび砂糖をボウルに入れ、湯せんで温める。
*ポイントは、温めたはちみつ液の温度。42℃前後で、サラサラとした液状。
オレンジピールとレモンピールを合わせてみじん切りにする。
パウンド型にオーブンシートまたはクッキングシートを敷く。
オーブンの温度を200℃に設定して予熱をする。
ボウルに薄力粉・ライ麦粉・ベーキングパウダー・スパイスミックスを合わせてふるい入れる。
中心がくぼむようにホイッパーで混ぜる。
くぼみに1を3回に分けて加える。
まず1/3量を流し入れる。
ホイッパーでぐるぐると混ぜる。
粉けが取れてきたら、残りの半量を加えて同様に混ぜる。
2を1の残りに加えて混ぜる。
*オレンジピールとレモンピールが生地全体に混ざりやすくなります。
生地に加えて混ぜる。
溶き卵を2回に分けて加える。
さらに混ぜる。
ゴムベラに持ち替えて生地につやが出るまで混ぜる。
型に流し入れる。
予熱したオーブンの温度を170~180℃に設定して、約40分焼く。
焼き上がったら型から出して、ケーキクーラーにのせて冷ます。
完全に冷めたらラップでぴっちりと包み、一晩休ませたら完成。
保存は、ラップでぴっちりと包んでジッパー付きの袋等に入れ、冷蔵庫の冷蔵室または野菜室で。
生地をオーブンに入れて7~8分間後、一度取り出して生地の中央にナイフで縦に切り込みを入れます。
きれいな割れ目ができて洗練された感じの焼き上がりに。
切り込みを入れなかったときはワイルドな割れ目でしたが、それも素朴で素敵。
膨らみ具合は変わらないので、お好みで試してみてください。
ホールスパイスとドライフルーツを用意し、大きいものは適当な大きさに切る。
アプリコットジャムを裏ごしして耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で20~30秒間加熱する。
ジャムが温かいうちに、粗熱が取れたパンデピスの上面にハケで塗る。
ジャムが乾かないうちにドライフルーツやホールスパイスを飾って出来上がり。
薄くスライスして食べることが多いのですが、おすすめは「トースト&バター」。表面はカリッと、中はモッチリ。染み込んだバターが絶妙なおいしさです。
その他、チーズや肉料理とも相性抜群です。
また、フォアグラと合わせて前菜にいただくという贅沢な食べ方もあります。
cottaコラム「パンデピスのレシピ、スパイス香る基本の作り方」もぜひご覧ください。
レシピのポイントについてもお話ししています。
数量:18cmパウンド型1台分
\SNSでシェア/
「パンデピス」miharu
© 2006 cotta Co., Ltd.
このレシピを作ったら、ぜひコメントを投稿してね!